リスティング広告はさまざまな広告手法の中でも、特に費用対効果が高いという特徴があります。本記事では、検索エンジンが世界一であるGoogleのリスティング広告を中心に解説していきます。
リスティング広告とは
リスティング広告とは、Googleなどの検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに連動して掲載される広告であり、検索連動型広告とも呼ばれます。
すでにその商品やサービスに興味・関心をもち、検索行動を起こしているユーザーに向けて広告が配信されるため、広告運用の費用対効果が高いことで知られています。
見込みの高いユーザーへのアプローチとなるため、広告運用を検討する際には優先的に取り組むことをおすすめします。
リスティング広告は、それぞれGoogle広告やYahoo!広告というサービス内で配信されます。Google検索の検索エンジンは世界第一位であり、日本国内においても約70%を占めています。
リスティング広告を運用するメリットとデメリット
リスティング広告を運用する上での、メリットとデメリットには以下のようなものが考えられます。
メリット
リスティング広告は月数千円程度から出稿することができ、設定さえ完了すればその日から広告を出稿することができます。
出稿にあたり広告文を自分で作成することもできるため、掲載から配信まで柔軟な運用が可能です。
掲載開始後、早いタイミングで広告の掲載結果を数値で確認することもできます。
数値結果をベースに広告文の変更や、キーワードの追加・停止ができメンテナンス性が高いことも大きなメリットの一つです。
デメリット
リスティング広告は検索と連動しているため、検索していないユーザーへのアプローチができません。
そのため、その商品やサービスを知らないユーザーへの認知拡大を目的とした広告運用には向いていません。
またリスティング広告では、広告がクリックされるごとに費用が発生するため他の広告手法よりも広告費がかかる傾向があります。
リスティング広告の費用について
リスティング広告の費用は、下記のような仕組みで決定します。
- クリック課金制
- 入札によるオークション制
一つずつ説明していきます。
クリック課金制
ユーザーがクリックをした場合のみ、費用が発生します。この際、検索結果に表示されただけでは費用は発生しません。
入札によるオークション制
広告主が「このキーワードで検索された時に広告出稿したい」「1クリックあたり最高いくらまで支払う」と「入札」を行うと、同じように入札した広告主とのオークションが行われます。
オークションの結果、広告掲載の有無や広告の掲載順位が決まります。
Googleのリスティング広告では、最低出稿額は決まっていません。広告の出稿目的や、求める効果によって自由に予算を設定することができます。