Yahoo!JAPANはディスプレイ広告(運用型)の動画視聴経由のコンバージョンを、自動入札や広告の品質などに利用できるようアップデートしました。
本記事では、このアップデートにともなって期待できる効果と注意点について解説をさせて頂きます。
アップデート概要
従来の動画視聴経由のコンバージョンは入札価格の最適化対象ではありませんでしたが、今回のアップデートによって、「自動入札の最適化」と「広告品質の予測」に動画視聴経由のコンバージョンを利用できるようになりました。
動画視聴経由のコンバージョンの利用対象となっている「自動入札」と「キャンペーン目的」の詳細は、以下となっています。
自動入札 | キャンペーン目的 |
コンバージョン数の最大化 目標値あり | コンバージョン |
コンバージョン数の最大化 目標値なし | アプリ訴求 |
ー | PayPayギフト ※一部のお客様のみ利用可能です。 |
アップデートによって期待できる効果
動画視聴経由のコンバージョンを「自動入札の最適化」と「広告の品質予測」に利用することで、2つの効果が期待できます。
- インプレッション数の増加
- コンバージョン数の増加
それぞれ解説します。
インプレッション数の増加
自動入札の最適化に動画視聴経由コンバージョンを利用すると、コンバージョン率が上昇して入札の強化が見込めます。
また、広告の品質利用では予測の精度が向上し、インプレッション数の増加も期待できるでしょう。
コンバージョン数の増加
自動入札の最適化に動画視聴経由コンバージョンを利用すると、自動入札の精度が向上します。
利用できるコンバージョン数の増加にともない自動入札の精度も向上していくので、より多くのコンバージョンが期待できるでしょう。
アップデートにともなう注意点
今回のアップデートにともない、注意して頂きたいのは以下2点です。
- 推定コンバージョンの導入
- 静止画のリーチ数減少
このアップデートと同日に「推定コンバージョン」が導入された為、動画視聴経由のコンバージョンによる広告の配信傾向等が変動している場合があるので、注意しておきましょう。
また、動画広告の配信量の増加にともない、静止画広告のリーチ数が減少する可能性があります。
配信機会を逃さないためにも、ぜひ動画広告のご利用を検討してみてください。
まとめ
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)の新たなアップデートによって、期待できる効果と注意点について解説をしました。
近年の動画広告の利用拡大は、自動入札の精度やコンバージョン数にまで大きな影響を与えています。
ユーザー層においても動画フォーマットにのみ反応する傾向が強くなっているので、静止画広告のみ利用されている方はこの機会に動画広告の切り替えも検討してみましょう。