Yahoo!では、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)において、2023年2月27日(予定)で「推定コンバージョン」を導入すると発表しました。
参考:Yahoo!広告リリースノート|【ディスプレイ広告(運用型)】推定コンバージョンの導入について
本記事ではその概要と背景、注意点についてお伝えします。
推定コンバージョンの概要
推定コンバージョンは、測定可能なデータを用いてモデルを構築することで、これまで様々な規制により測定できなかったコンバージョンを推定したものです。
また、推定コンバージョンは広告配信やパフォーマンスレポートに利用することができます。
これによりコンバージョンデータが増加するため、広告配信や広告効果の最適化向上に期待できるでしょう。
導入の背景について
Yahoo!によると、近年加速するユーザーのプライバシー保護の動きにより、コンバージョンの計測や自動入札の精度が低下している背景が挙げられています。
推定コンバージョンでは、「ユーザーのプライバシー保護に配慮しながら、データ計測や自動入札の品質向上を目指す」とのことです。
推定コンバージョンの注意点
推定コンバージョンの注意点は以下のとおりです。
- 推定コンバージョンは数日遅れで反映される
- 推定の対象は、クリック経由のコンバージョンのみ
- 削除されたコンバージョンタグであっても、削除後数日は推定コンバージョンが計上される可能性がある
- 推定コンバージョンのみ表示や、推定コンバージョンを含まないようにすることはできない
なお、今後の規制などの状況により、適用範囲は変更となる可能性があるとし、推定コンバージョンの精度改善および拡大は継続的に行うとのことです。
まとめ
今回は、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)で2023年2月27日にリリース予定の「推定コンバージョン」について概要を紹介しました。
推定コンバージョンでは、プライバシー保護規制など従来測定できなかったコンバージョンデータを可視化できるため、より正確な広告評価ができるようになります。
ぜひ今後の広告運用にお役立てください。