- 「リスティング広告を始めて販促を伸ばしたい!」
- 「WEB広告で問い合わせが鳴り止まないようにしたい!」
ビジネスで成功を収めるには、商品やサービス内容の前に、「集客力」が肝となります。
特に中小企業様の中で、集客力を底上げする上で、リスティング広告の導入を検討されている方は少なくないはず。
しかし、SEO対策やSNS運用と違って、リスティング広告は「広告費」が必要です。
無駄に予算をかけては、問い合わせ0件。売上0円。赤字100万円。事業者様にとっては、このようなことは絶対に避けたいですよね。
そこで今回は、これからリスティング広告を始める上で、最適な予算を算出する方法をお伝えしていきたいと思います。
多すぎても少なすぎてもよくないリスティング広告。
最適な予算を出したい方は、ぜひ、本記事を参考にしてみてください。
リスティング広告の完全ガイドはコチラ⇩
【2023年最新版】リスティング広告とは?特徴や利用すべき状況などを解説
1.結論、中小企業が充てるべきリスティング広告の予算はどれぐらい?
結論、中小企業がリスティング広告を配信する場合、初月は20万円〜40万円の予算で試してみるとよいでしょう。
ただし、近年、リスティング広告導入する企業は増えているため、成果獲得単価(CPA)、クリック単価(CPC)が各業界の中でも相場よりも低い場合は3ヶ月、もしくは6ヶ月目から予算を40万円〜80万円といったように試してみるとよいかもしれません。
「広告費をもっと投下すれば、売上利益をさらに伸ばせた…。」といった、ビジネスの機会損失を避けるためにも、こまめに広告運用担当者や担当営業に相談することをおすすめします!
注意点として、20~40万円という額はあくまでも理想値であるということです。
リスティング広告の運用の自由度を上げるためにはこのあたりの価格帯がベストですが、カルテットコミュニケーションズは様々なご予算での運用の経験値が高く、すべてプロが運用するので安心です!
20~40万円というご予算が難しい場合でも、ご予算に合わせた戦い方があるので、ぜひご相談くださいませ!
2.リスティング広告の予算の決め方とは?
事業を運営していく上で「なんとなくこの予算で…。」はご法度。
広告費にかける予算を無駄にしないようにするためにも、適正価格を知っておく必要があります。
リスティング広告はクリック課金制のオークション方式のものです。
お問い合わせや売上に直結するようなキーワードは、1クリック/1,000円以上かかってしまうこともあります。
Google、Yahoo!共に広告費だけでクリック数獲得に繋がりやすい掲載順位が変動するというわけではありません。
出稿する広告内容のクオリティーが高ければ高いほど、本来、1,000円かかるクリック単価を800円、700円と抑えつつ、クリック数を獲得できるようになります。事業者様目線で最低限必要となる広告費を算出方法について、事象から説明します。
3.予算の算出方法について解説
予算の算出方法をまとめると、以下の手順になります!
- 目標とするコンバージョン数を算出
- コンバージョン率をリサーチ
- クリック数を算出
- クリック単価をリサーチ
予算をはじき出す上で、上記項目を算出していけば、獲得できるコンバージョン数とかかる費用を算出することが可能です。下記より詳しく解説していきます。
①目標とするコンバージョン数を算出
まずは目標とするコンバージョン数を決めましょう。
目標とするコンバージョン数を決めない限り、適正予算を把握することは不可能です。
また、コンバージョン数=売上ではありません。正確なコンバージョン数を把握するには下記の公式で計算を行いましょう。
多くの方がコンバージョン数=営業を行うリスト数となります。
営業力を示す成約率と、売上実績となる成約数を割り算すると、必要とする営業リスト数=コンバージョン数を把握できます。
例えば、自社のサービス力や営業力を示す成約率が仮に30%だった時、成約数5件を獲得したい場合は約16件のコンバージョン数が必要となります。
②コンバージョン率をリサーチ
①でコンバージョン数を算出した後は、コンバージョン率をリサーチしましょう。
リスティング広告を配信したことがない方はネットでリサーチするのもありです。
広告代理店にお任せする場合は、他社実績をヒアリングするようにしてください。
コンバージョン率に関しては、ランディングページの構成やデザイン性、ターゲットとなるユーザー、商品やサービスの優劣、販売価格によって変わります。
リサーチした数値はあくまで参考値として捉えるようにしましょう。
③クリック数を算出
次に求める指標はクリック数です。目標コンバージョン数とコンバージョン率を把握できたら、下記のように計算します。
例えば、目標コンバージョン数が16件必要で、コンバージョン率が5%だった場合、320回のクリック数が必要となります。
④クリック単価をリサーチ
320回のクリック数が最低でも必要と把握した後は、クリック単価の相場を調べましょう。
クリック単価を調べるにはGoogleが提供するキーワードプランナーがおすすめです。
例えば、キーワードプランナーで「旅行」と検索した際に出てくる画面が以下です。
一番右に単価が書いているので、こちらを参考にクリック単価の相場を調べましょう!
クリック単価がわかった後は、下記のように計算してみてください。
仮にクリック単価が上限500円だった場合は、16万円が最低でも必要となる広告費となります。クリック単価は都度変動がある値です。
競合の入札状況や配信のクオリティー次第でクリック単価が下がるため、クリック数が想定していた数値よりも増加します。
もし赤字になっている場合は?
必要予算を把握できた後は、事前に赤字になっていないか確認することが重要です。
例えば今回のケースだと、コンバージョン数16件に対して16万円であれば1件あたりにかかる成果獲得単価(CPAに)は、1件あたり1万円となります。
赤字か黒字かの判断は、基本的には、商品単価から原価を引いた価格が1万円以内のものであれば黒字となります。1万円を超えてしまう場合は赤字の広告配信となってしまうため注意しましょう。
改善していくには広告の品質を向上させてクリック単価を抑制させたり、ランディングページの編集、配信するターゲティングユーザーを変更したりすると改善されていきます。
4.成果が伸びない場合はどうする?
リスティング広告を配信した結果、赤字での配信となってしまうケースや問い合わせ数が伸びないといったことが生じる可能性があります。
なぜなら、リスティング広告はSEO対策やSNS運用と違って、伸び悩む相性の悪い商材やサービスがあるのも事実だからです。
大切なのは、成果が出ないからと言ってすぐに配信を止めるのではなく、約3ヶ月は配信の様子を見ながら運用を進める必要があります。
3ヶ月ほど様子を見た上で、リスティング広告の中でも認知を拡大させるディスプレイ広告や、動画広告での配信や別媒体での配信を検討してみてもよいでしょう。
まとめ:予算の見直しを今から始めよう
予算の見直しをするだけで成果が良くも悪くもなるのがリスティング広告です。
予算が少額すぎる故に成果が出ていないケースもあれば、赤字で配信となっているケースも少なからず生じます。
これからリスティング広告を始める方、もしくはリスティング広告を配信中の方は、今の成約数から逆算して正確な予算を算出してみてください。