今回は、FacebookとInstagramのアップデート情報をお伝えします。
Metaでは、2022年4月11日(米国時間)に、「広告トピック」と、「興味・関心のカテゴリ」の管理機能を一つに統合するアップデートを行いました。
本記事では、アップデートの概要についてご紹介します。
アップデートの概要
今回のアップデートでは、現在設定されている4つのトピックに加え、「ギャンブル」や「体重管理」などを含めた、より広範な広告トピックの設定ができるようになりました。
アップデートにより、「興味・関心のカテゴリ」は広告表示の設定内の「広告のターゲット設定に使用されるカテゴリ」から削除されることになり、「興味・関心のカテゴリ」の管理はできなくなります。
ただし、「広告のターゲット設定に使用されるカテゴリ」は、引き続き、利用者のプロフィール情報の管理や利用者へのリーチに使用される「その他のカテゴリ」の管理機能として役割を持ちます。
また、広告トピックの管理で「表示を減らす」という指標を提供されるようになります。
トピックの「表示を減らす」による主な変更点は以下の2つです。
- ターゲティングについて、広告主が利用者にリーチするために使用する可能性のあるトピックに関連した興味・関心のターゲット設定から除外される
- 広告配信について、トピックに関連付けられた広告の配信はフィルタリングされるため、利用者のフィード上でこのトピックに関する広告が表示される頻度が減少される
新しいセクションについて
アップデートされた「広告トピックを管理」において、以下の新しいセクションが表示されるようになります。
- データに基づいたトピック
- 検索
- 人気のトピック
- 表示を減らしているトピック
それぞれ以下でご説明します。
データに基づいたトピック
「データに基づいたトピック」では、広告主が利用者にリーチするために使用できる「興味・関心のカテゴリ」を示すリストを利用者が閲覧することができます。
利用者がFacebookとInstagramでアカウントを共有している場合は、それぞれのアプリ上でのアクティビティがトピックに反映されます。
また、関心のないトピックに対して「表示を減らす」を選択することで、そのトピックの広告表示頻度を減らすことができます。
検索
「検索」セクションを導入することで、アプリ上での広告トピックの閲覧が可能になりました。
利用者が以下のトピックを検索することができます。
- 広告コンテンツと関連する広告のトピック
- 広告主が利用者にリーチするために使う可能性のある「興味・関心のカテゴリ」に関連付けられたトピック
また、「検索」セクションに表示される全ての広告トピックは、「表示を減らす」を選択することで管理できます。
人気のトピック
「検索」の中にある「人気のトピック」セクションでは、「アルコール」「子育て・育児」「ペット」「選挙・政治関連」といった既存の「広告トピックの管理」に直接アクセスすることが可能です。
今回のアップデートにより、「ギャンブル」や「体重管理」のトピックを新たに追加されています。
表示を減らしているトピック
「表示を減らす」を選択した全てのトピックを表示できます。
表示を減らしているトピックを変更したい場合は、トピックを選択し「設定なし」を選択することで、いつでも変更することが可能です。
まとめ
今回のアップデートは、「直接的に管理をしたい」という利用者からの要望を受け、広告トピックの管理機能の統合がなされました。
これにより、利用者による管理がさらに単純化され、新しいセクションの追加により、利用者自身が関心に合わせて細かい選択ができるようになっています。
また、広告トピックの管理で「表示を減らす」という指標を提供していますが、2022年下半期には「表示を増やす」という指標も提供される予定とのことです。