今回は、Facebook広告の2021年12月にアップデートされた「ダイナミック機能」について、概要や設定方法をご紹介します。
ダイナミック機能とは?
ダイナミック機能とは、機械学習を活用し、広告のターゲット層のニーズに合った広告を自動的に生成する機能のことです。
この機能を使用することで、ユーザーに対して関連性の高い広告を配信でき、パフォーマンスの向上を期待できます。
ダイナミック機能を活用するメリット
ダイナミック機能を活用するメリットは主に以下の2点です。
- メディアの拡張ができる
- 広告レベルの構成変更ができる
メディアの拡張ができる
ダイナミック機能を活用することで、主に画像や動画の編集を自動的に作成することが可能です。
たとえば、
- 画像の輝度やコントラストの調整
- アートフィルター(例: 色温度の調整、端をぼやかすことによるピント合わせ)
- アスペクト比のバリエーション
- ニュースフィード画像へのテンプレート追加
などがあります。
広告レベルの構成変更ができる
1件の広告内でのコンポーネントの表示や配列が自動で最適化されます。
たとえば、
- Facebookページから「ビジネスの便利なポイント」をハイライトするラベルの追加
- 見出し・説明・メインテキストのフィールド間のテキスト置換
などがあります。
設定方法と覚えておくとよいポイントについて
ダイナミック機能を有効にする方法と、その他覚えておくとよい点をご紹介します。
ダイナミック機能を有効にする方法
ダイナミック機能を有効にするための手順は以下の通りです。
- ダイレクトレスポンスの目的(トラフィックまたはコンバージョン)でリンク先をウェブサイトに設定したキャンペーンを作成
- [新しい広告]画面の[広告設定]の下にある[ダイナミック機能]というチェックボックスをオンにする
覚えておくとよいポイント
ダイナミック機能を利用する上でのポイントを紹介します。
表示されるバリエーションの決定は広告主様が手動で設定する必要はない
ユーザーが反応する可能性が最も高いと判断された広告のバリエーションが自動的に表示されます。
機能を使用するための必要メディア数について
広告素材1件(画像または動画)とテキストのセット(コピー)をアップロードするのみでOKです。(現行のシングルメディア広告と同様)
ただし、パフォーマンスを高める可能性を最大化するには、多様なテキストオプションの用意が必要です。
まとめ
今回は、Facebook広告アップデート情報をお伝えしました。 ダイナミック機能は、機械学習を最大限活用できる特徴があります。
表示されるバリエーションの決定やアスペクト比、アートフィルターなど自動でしてくれる機能が多いため、これまで以上に広告配信が楽になるかもしれません。