FacebookやTwitterなどのSNSに並んで人気なのが、Instagram。 Instagramは2019年6月時点で日本国内の月間アクティブアカウント数が3300万人を突破(※1)しました。
Instagramで人気になったお店や商品が繁盛するなど、私たちの生活や経済に大きな影響を与えるようになり、現在では、広告媒体として利用する企業も増えてきています。
今回は、Instagram広告の効果やオススメの商材、費用対効果を高めるポイントについて解説します。
※1:参考:Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破-Facebookについて
Instagram広告で得られる3つの効果
まず、Instagram広告で得られる効果は以下の3つです。
幅広いユーザーをターゲティングできる
Instagram広告は、細かいターゲティング設定が優れていて、潜在顧客にリーチしやすい広告媒体です。
年齢は13~65歳以上まで1歳刻みで設定可能なので、「大学生に絞ったターゲティング」なども可能。
また、地域は特定の場所から半径1~80km範囲内で設定で可能なので、観光客をターゲットを絞った配信できます。
潜在顧客にリーチできれば、認知拡大やブランディングなどの効果も期待できるでしょう。
他の機能を併用して販路の拡大ができる
Instagram広告は、販路拡大に最適の広告媒体です。
Instagramにはショッピング機能が搭載されており、Instagram上で商品の販売が可能です。
ショッピング機能を活用すると、新たな客層が商品を購入したり、サービスを予約する機会ができるため、販路拡大に繋がります。
売上アップが期待できる
Instagram広告は適切に運営をすれば売上の向上が期待できます。
前述のとおり細かなターゲティングな可能なため、費用対効果が高い他に、ユーザーの行動を促しやすいことが主な理由です。
ショッピング機能広告出稿の際に「購入する」や「予約する」などのアクションボタンを設置することで、ユーザーに行動を促すことができるので、結果的に売上を向上させることが可能になっていくのです。
Instagram広告の活用が効果的な商材
Instagram広告は、若年女性がターゲットの商材において効果的です。具体的に解説します。
アパレル・化粧品
アパレル関連や化粧品はInstagram広告と相性が良い傾向があります。
日本におけるInstagram利用者は、約57%が女性で、約67%が18~29歳。つまり、若い女性の利用率が高いメディアなのです。
昨今ではECショップで洋服や靴・化粧品を購入する人も増えています。
Instagramのショッピング機能がECショップと同じような役割を担えるので、これからECショップを開設を検討中の方にもオススメです。
若年女性がターゲットの高価格帯商材のお試し体験・購入、サンプル配布
金額を低く設定したサービスのお試し体験や試しセット、サンプル配布など、自社商材をユーザーにとって敷居の低いものに変換して販売する手法にも効果的です。
高額なエステや通信教材、サプリメントなどは、中心ユーザーである若年層とって敷居が高く、ユーザーが行動を起こしにくい商材です。
高額な商材も安価で試せるように変化させることで、ユーザーも「これなら試してみたい」と思えるきっかけになるのです。
Instagram広告の費用対効果を高めるポイント
Instagram広告の費用対効果を高めるポイントを5つご紹介します。
ペルソナ設定を明確に行う
Instagram広告の費用対効果を高めるには、ペルソナを明確にすることが重要です。
年齢・性別はもちろん、キャリアや私生活の状況など、「こんなユーザーに自社商材を知ってほしい」という架空の人物像を、できるだけ明確に設定します。
あらかじめペルソナを設定しておくことで、迷うことなく高い効果が見込めるターゲティングをすることができるようになります。
ペルソナ例
東京都内在住の25歳独身女性で、現在は在宅勤務。キャリア志望だが、結婚にも憧れがある。 最近おうち時間の増加で自分磨きが趣味になり、フィットネスだけでなく食にも興味を示している。
クリエイティブは他の投稿に馴染むクリエイティブを使用する
クリエイティブ(画像)は他の投稿に馴染むクリエイティブを使用しましょう。
デザインのかっこいい目を惹くクリエイティブはもちろん目立ちますが、それだけでユーザーに指を止めてもらえるわけではありません。
なぜなら、ユーザーは自分がその商材を利用するところが想像できず、他人事と受け止めてしまうからです。
例えば、一般ユーザーが商品紹介をする写真のように、商品を手に持って「実際に使いますよ」「これから使ってみますよ」というユーザー目線を取り入れたクリエイティブを使うと、ユーザーは自社商品をより現実的にとらえます。
他の投稿に馴染むクリエイティブは、ユーザーに他人事を自分の事に変換させることができ、結果的に行動に繋げられるのです。
ユーザーを惹きつける動画広告を配信する
動画広告の場合はファーストビュー(冒頭の数秒)を最大限に活用し、音声なしでも伝わる内容にするなど、ユーザーを引きつける工夫が必要です。
また、15秒のストーリーズ広告の併用もオススメ。
15秒でユーザーを惹き付ける動画クリエイティブを作成して、自社のWebサイトの誘導にも活用できます。
経験的価値を訴求する
Instagram広告では、ユーザーがその商材を所有・利用することによって、どのようなベネフィットがあるかを直感的・感情的に訴求することが重要です。
Instagramは写真や動画、キャプションなどで「感情」や「情緒」に訴えかけるメディアです。
例えば、電化製品の場合、スペックや競合他社との比較ではなく、その商品が経験価値としてどれだけ魅力があり、その商品がある生活がどれだけ豊かであるかを訴求します。
時代の流れに敏感な中心ユーザー層の「感情」や「情緒」に訴えかける広告にすることを意識してみるとよいでしょう。
コール・トゥ・アクションの活用
Instagram広告の効果を高めるには、コール・トゥ・アクションを積極的に活用する事も大切です。
コール・トゥ・アクションとは、画像下部に表示されるもので、「予約する」「問い合わせる」など広告に興味を持ったユーザーがワンタップで行動が起こせるボタンを指します。
広告の内容に合うコール・トゥ・アクションを設定することで、アクションを起こすハードルが下がり、成果が上がりやすくなります。
投稿や宣伝の目的に合わせて、違和感のないコール・トゥ・アクションを設定しましょう。
広告を複数パターン出稿してPDCAを回す
高い効果が期待されるInstagram広告ですが、効果を最大化させる為には複数パターンの広告を出稿しそれぞれの効果を測定し、PDCAを回すことが重要です。
PDCAとはPlan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)を指します。
ゴール地点を配信開始で設定してしまいがちですが、配信後にどう調整をするかで、広告効果は大きく変わります。
実際に広告を出稿して分析をしてみることで、配信した投稿が魅力的ではなかった、ターゲティングが適切ではなかった等の改善点が見つかります。
ターゲットが狭すぎた場合は拡張するなど、都度改善・調整を行うことで、よりよい広告効果を継続的に出すことができるのです。
Instagram広告の成功事例
Instagram広告で高い広告効果の得られた事例をご紹介します。
防災防犯ダイレクト
商品・サービス | 防災グッズ |
広告の目的 |
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ポイント | 防災セットを設置した風景を撮影し、生活の一部として身近に感じてもらうようにした |
効果 |
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参考・画像引用:防災防犯ダイレクト:Instagram広告の成功事例|Instagram Business|Instagram for Business
FRECIOUS(フレシャス)
商品・サービス | ウォーターサーバー |
広告の目的 | FRECIOUSのWebサイト訪問者や既存顧客に再度興味を持ってもらう |
ポイント | 設置場所を写した複数画像(利用者提供)をつなぎ合わせて動画広告を作成・配信 |
効果 |
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参考・画像引用:FRECIOUS(フレシャス):Instagram広告の成功事例|Instagram Business|Instagram for Business
株式会社ツヴァイ
商品・サービス | 結婚相手紹介サービス |
広告の目的 |
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ポイント |
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効果 |
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株式会社ツヴァイ :Instagram広告の成功事例|Instagram Business|Instagram for Business
まとめ
今回はInstagram広告の効果について解説しました。
アクティブアカウント数3,300万人を誇るInstagramに出稿することで、潜在ユーザーへのリーチや他の機能を利用した販路が拡大できます。
Instagram広告と相性の良いのがアパレルや化粧品などですが、金額が高い商品・サービスもお試しコースやサンプル配布などに変換すると良いでしょう。
本記事と成功事例をご覧いただき、まだInstagramで広告出稿をされていない方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。