こんにちは。本記事は前回のAmazon広告についての記事の後編となります。
前回の記事：【Amazon広告を知ろう！前半】スポンサー広告とディスプレイ広告について
Amazon広告とは
2016年の日本での広告事業スタート時には、Amazon Marketing Service（AMS）の名称でしたが、先月よりAmazonのDSPである「Amazon Advertising Platform（AAP）」や、スポンサー広告やOOH広告を扱っていた「Amazon Media Group（AMG）」などと統合され「Amazon Advertising（Amazon広告）」に名称が統一されました。
Amazon広告の商品は上の画像のように6つに分類されています。前回の記事では、スポンサー広告とディスプレイ広告について解説しました。本記事では残り4つの「動画広告」「ストア」「指標」「Amazon DSP」について解説していきたいと思います。
動画広告
デモグラフィックターゲティングやライフスタイルターゲティングを用いて、トップページや商品詳細ページなどに動画広告の配信を行うことが可能です。動画広告については、パッケージ商品となっており本記事執筆時点では「動画広告プレミアムパッケージ」と「動画広告ROSパッケージ」の2つが販売されています。どちらも、最低出稿料金や保証インプレッション数が決まっていますので、気になる方は下記リンクをご参照ください。
参照：Amazon 広告媒体資料 2018年10月-12月期
また、動画の仕様に関しては「Amazon入稿規定及び仕様書」に詳細に記載されております。
参照：動画広告について
ストア
ストアを利用することで、Amazon内に独自URLで自社ブランド専用のウェブサイト（ストア）を作成することができます。ウェブサイト（ストア）の作成といってもコードを書く必要はなく、動画、テキスト、画像を使用してAmazon上で下の画像のようなストアを制作することが可能です。
ただし、ストアを作成できるのはAmazonに登録済みの出品者、取引会社、代理店のいずれかに限られています。かつ、出品者の場合は「Amazonブランド登録」が、取引会社・代理店の場合は招待制でブランドオーナーとして認定されることが必要とのことです。
以下の3ブランドはこの機能を使って作られたストアを利用しています。
参照：ストアについて
指標
Amazonの効果測定ツールです。Amazonのファーストパーティデータを利用して、広告が各接点で商品やサービスの認知、検討、購入に与えた影響を測定します。また、商品の閲覧行動や購買行動、売上などの指標も確認することが可能です。
参照：指標について
Amazon DSP
Amazon DSP（旧称 Amazon Advertising Platform）は、Amazon内外のサイトやアプリでオーディエンスにリーチできる運用型のデマンドサイドプラットフォームです。
Amazonの持っているオーディエンスデータを利用して広告配信をするだけでなく、Amazon Publisher Services による直取引在庫やサードパーティのアドエクスチェンジを通じて広告を配信することも可能です。また、ブランド・セーフティーのための、人的作業でのサイト評価からリアルタイムの自動入札評価などを行い、広告配信先の品質の担保に努めています。
まとめ
2回に渡ってご紹介したAmazon広告ですが、思った以上に様々な広告メニューやツールが用意されており、個人的にはとてもびっくりしました。自社の商品やビジネスに合った広告メニューを選択していけば、小さな規模からでもチャレンジすることができますし、効果測定ツールやストア機能を使っていくことで広告の効果を高めていくこともできるように思います。
ネットショッピングの市場は年々拡大しているので、楽天とYahoo!ショッピングだけでなく、次の出店先としてAmazonを検討してみてはいかがでしょうか？その際は是非、本記事を参考に広告配信を検討していただけますと幸いです。
参照：Amazon広告
