さて本日は、『女性向け商材で、Instagram広告とGDNを比較した事例』を紹介したいと思います。
案件概要
まずは案件概要を説明したいと思います。
- 商材:レディースファッションのECサイト
- 配信エリア:全国
- 配信媒体:Google AdWords
- 目標:商品の販売数増加
上述の通り、レディース向けの服を売っているECサイトで、メンズものは取り扱っていません。
約半年ほどAdWordsのみで広告配信を行なっており、一定数のコンバージョンは獲得できていたものの、お客様より「もう少しCVを増やしていきたい」とのご要望をいただきました。
そこで、今までの配信実績を見直している中で、検索クエリを確認していたところ「オシャレ」「可愛い」「インスタ」などの流入が多くありました。
・・・インスタ!
主観も入ってしまいますが、このお客様のLPやバナーの作りがものすごく可愛いんです!「可愛くてカラフルな色使い」「とにかくオシャレなデザイン」、それに加えて「若い子ウケが良さそうなモデルとキャッチフレーズ」と、若い女性ユーザーの惹きはとにかく抜群といったところです。
(プロInstagramerの私が思ったのだから間違いないはず)
過去の配信実績+『インスタ映え』しそうな商材とクリエイティブを活かしてInstagram広告の配信をしたらもっとCVが伸びるのでは・・・!と、CV拡大施策の一環として媒体の追加を提案をしてみたところ、快い返答をいただくことができました。
ただ、いきなりInstagram広告のみで配信を行うのはあまりにチャレンジングなため、『クリスマスイベント』の短期配信を行う際に、AdWords(GDN)とInstagram広告を比較するテストマーケティングを実施しました。
※Instagram広告やGDNはブランドリフトなど間接的な効果を目的として配信することも多いと思いますが、今回に限っては獲得型の広告としてCPAやCVに着目して記事を作成しています。
配信内容
今回は、下記の配信内容でAdWords(GDN)とInstagram広告を比較することになりました。
Google AdWords(GDN)
- ターゲティング:コンテンツターゲティング(クリスマス×商材など)
- 年代:10~20代
- 性別:女性
- 配信エリア:全国
Instagram広告
- ターゲティング:興味関心(クリスマス系イベント など)
- 年代:10~20代
- 性別:女性
- 配信エリア:全国
配信に使用したバナー画像は、媒体ごとにサイズの違いはありますが、ほぼ同じ画像を使用しています。
配信結果
配信結果は、以下の通りです。
配信開始当初からInstagram広告でのパフォーマンスが良く、GDNから予算を回したため消化コストに違いはでているものの、クリック率、コンバージョン率どれを見てもInstagram広告強し・・・!といった配信結果になりました。
当初の想定通り、Instagram広告の方がAdWordsよりも狙いたいユーザー層と配信媒体がマッチしていたため、より多くのCVが獲得できたと考えられます。
この結果を受け、現在は通常配信の方でもAdWordsに加えInstagram広告の配信を行なっています!
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回の結果を見て、媒体を利用する実際のユーザー目線に立つことの大切さを改めて実感しました。
もちろん商材やターゲット層に依存するところはあると思いますが、本記事がInstagram広告にチャレンジする一つのきっかけになれば幸いです。
おまけ
ちなみに、本記事で『インスタ映え』という言葉がでてきましたが、巷ではどんどんInstagramにちなんだ新しい言葉が流行っているそうです。個人的に面白いなと思ったものをピックアップしてみたので
、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
#インスタ萎え
『インスタ萎え』とは、すっぴんの自撮りや不細工な表情をしたペットの写真など、従来のInstagramに投稿されているオシャレで華やかな写真とは真逆な、ウケを狙った写真などを投稿する際に使用される言葉のようです。昨年の流行語の『インスタ映え』とは対象的な言葉ですね!
なんでも、木下優樹菜さんが旦那のフジモンさんとのツーショットを『インスタ萎え』として投稿したことがきっかけで、ブームになったみたいです。
参考:2018年は“インスタ萎え”? 木下優樹菜&フジモンの夫婦ショットが新たな流行を生み出しそう
#手書きツイート
『手書きツイート』とは、ユーザーが手書きで文字や文章を書いたものを撮影し、Instagramに投稿することのようです。個人的に、このような投稿はInstagramよりTwitterでよく目にするイメージがありました。今やInstagramはオシャレな風景や食べ物の写真を投稿するだけの場ではないんですね・・・!
参考:インスタグラムに増え続ける赤裸々な独り言「#手書きツイート」とは
従来オシャレで華やかな写真がたくさん投稿されているイメージのあるInstagramでしたが、ユーザー数の増加に伴い、今や従来のイメージとは異なる投稿もどんどん増えてきているようです。
こういった流行には常に敏感でいないと、自分が想像しているよりも数倍早く流行りに置いていかれてしまうなあと調べている中でヒヤヒヤしました。WEB業界で働く一端として、流行にも常に敏感であるようにしたいですね。