先日、弊社記事「【2017年】Facebook広告のポリシーをいろいろ調べてみた」の中でも紹介しましたが、Facebook広告の広告画像が20%ルールからテキスト分量により配信量が変わる仕様に変更がありました。私の運用するアカウントでもインプレッションやリーチが急に下がりましたが、テキスト量の少ない広告画像を変更したところ配信量が大きく増加しましたのでご紹介します。
今回の変更について
Facebook広告のヘルプページには以下のように記載されています。
以前は、広告画像の面積の20%をテキストが占めていた場合、Facebook、Instagram、Audience Networkでの掲載の承認が得られませんでした。テキストを最小限におさえた方がよいことに変わりはありませんが、以前のポリシーでは承認されなかった広告でも掲載可能となるような新しいシステムを導入しました。
この新しいシステムでは、テキストの分量が多い広告は、配信が少なくなるか、まったく配信されないかのいずれかになります。
Facebookの調査では、画像のテキストを最小限に抑えた広告が好まれることがわかっています。Facebook広告は、画像に文字がほとんどない、または全く入っていないほうが、費用を抑え配信されやすくなります。
これまで不承認だった画像も新しいシステムでは掲載可能となりましたが、配信量に関しては画像内のテキスト量と反比例して増減するようになりました。
また、テキスト画像は下記の4段階で分類されます。
画像のテキスト:OK |
画像のテキスト:少 |
画像のテキスト:中 |
画像のテキスト:多 |
実際に画像を変更したら本当に配信量が変わった!
今回の変更としては「画像のテキスト:多」から「画像のテキスト:OK」への変更になります。
また、予算の変更は期間を通して行ってはおらず、予算上限の制限もかかっていない状態でした。
上図は広告配信時のリーチとインプレッションのグラフです。
画像変更の前後ではリーチ・インプレッション共に約8倍に増加しています。
また、ヘルプに記載してあった費用についてもCPMを比較しますと、変更前に比べ1/4程度に抑制できています。
まとめ
実際に配信を行ってみて、今回の広告画像の新ルールではテキスト量による影響が非常に大きいと感じました。Facebook広告を配信されている方はテキスト量の少ない画像への切り替えや追加をすることでより改善が見込めると思います。
また、テキスト量のチェックは画像テキストチェックツールを使用する方法もありますが、入稿済みであれば下記のように広告マネージャ内でのチェックも可能なので、配信中の広告画像を改めて確認してみてはいかがでしょうか。