さて、ここ数ヶ月でGoogleからは価格表示オプション、Yahoo!からも色々な広告表示オプションがリリースされるそうですね。
今回はその新しい機能の紹介ではなく今までの機能の中のひとつである「構造化スニペット表示オプション」をおさらいをしたいと思います。
構造化スニペット表示オプション
サイトリンクオプションとコールアウト表示オプションは当たり前のように利用するのですが、構造化スニペット表示オプションは商材によっては使いがってが若干悪いため全てのアカウントに設定しているわけではありません。
しかし、使い方によっては商材、サービスの利点やバリエーションを端的に伝えられるオプションのため出来る限り設定していきたいと思っています。
そこで今回は構造化スニペット表示オプションの基本を書こうかと思います。
ヘッダーを指定する
ヘッダーとは簡単に言ってしまえばカテゴリのことです。
現在設定できるヘッダーは下記。
- おすすめのホテル
- コース
- サービス
- スタイル
- タイプ
- ブランド
- モデル
- 学位プログラム
- 周辺地域
- 設備
- 到着地
- 番組
- 保険の保障
特定の商材にしか使えないヘッダーもちらほら見受けられます。
この中で使い勝手が良いのは「コース」「サービス」「タイプ」あたりでしょうか。
これらのヘッダーからひとつを選択して値を入力していきます。
値を入力する
値と書いてありますがこれは実際に表示する文言のことです。
なんらかの数値を入力する訳ではありません、なので日本語でおk。
例えばwebマーケティングの会社であれば、ヘッダーを「サービス」に設定して値に「SEO」「LP制作」「リスティング」など提供できるサービスを記載します。
ユーザーは広告文を見れば、その会社が提供しているサービスを端的に理解できるという仕組みです。
他にも健康食品の通販であればヘッダーを「コース」にして、「無料お試し」「3ヶ月継続コース」「定期購入コース」なども有りかもしれません。
広告をクリックする前にユーザーが知りたい情報を提示出来れば無駄なクリックの抑制に繋がるかもしれませんし、逆にニーズとマッチしていればクリック率は高まるかもしれません。
気をつける点
気をつける点はコールアウト表示オプションよりも審査が厳しい(らしい)という点です。
しかし審査が落ちる主要な理由はヘッダーと値がマッチしていない事です。
適正にヘッダーを選択して、値を記載すれば問題ありません。
また、構造化スニペット表示オプションとコールアウト表示オプションの違いが分からないという話をたまに耳にします。
公式ブログではコールアウトオプションは「商品やサービス独自の特長を強調する」、構造化スニペット表示オプションは「提供している商品やサービスの特定の側面を強調する」となっています。
自分なりの意見ではありますが、コールアウト表示オプションは「送料無料」「全国配送可能」「翌日配送」など広告文に入れるまでもないがユーザーの興味をひく文言を入れています。
そして構造化スニペット表示オプションではでユーザーが選択するものやサービス内の細かな内容を記載しています。
余談ですが「送料無料」などのコールアウト表示オプションに入れる文言を広告文に入れないのは競合他社も基本的に実施しているサービスが多くUSPになり得るケースが少ないため、広告文ではもっと独自性や競合に対して優位性のあるサービス内容を全面に押し出したいと考えているためです。
USPは他社に比べて優位性を増す重要な要素なので最も目立ち、かつ常に表示されるタイトル部に入れておきたいのです。
まとめ
構造化スニペット表示オプションの設定イメージが湧いたでしょうか?
今後もどんどんと新たな広告表示オプションがリリースされると思います。
新しいものを試すのも良いですが現状で利用できるものも最大限活用していきたいですね。