SEOの外注とは?依頼できる範囲とメリット・デメリット、進め方を解説

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SEOの外注とは?依頼できる範囲とメリット・デメリット、進め方を解説

SEOの外注とは、キーワードの設計や記事の制作、サイトの内部対策などのSEOの業務を、社外の会社や個人に任せることです。

成果につなげるには、丸ごと任せるのではなく、社内で決めることと任せることを分けておくのが近道です。本記事では、外注のメリット・デメリット、任せる範囲の決め方、依頼の流れと注意点を解説します。

SEOの外注の結論|SEOの外注は任せる範囲を決めてから。外注先はSEO会社(コンサル・運用代行)、記事制作会社、Web制作会社、フリーランスの4タイプ。業務は考える(戦略・設計)、作る(記事・実装)、測る(分析・改善)の3つの役割に分ける。依頼は社内の準備から始め、目的・範囲・予算をメモにして、3社ほどを比べて契約し、月次で振り返る6ステップ。まずは社内で決めることと、手が回らないことを書き出す

この記事でわかること

  • SEOの外注で任せられる業務と、外注先の4つのタイプ
  • SEOを外注するメリット・デメリット
  • 内製と外注の分け方と、どこまで任せるかの判断の目安
  • 外注の前に社内で準備することと、依頼の流れ
  • 外注で失敗しないための注意点

なお、SEOの外注先選びや任せ方に迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。

サイトの現状と社内の体制を伺い、どこまでを外注するかの線引きから一緒に整理します。

SEOの外注とは?任せられる業務と外注先の種類

記事の制作やキーワードの設計などの業務カードを、社外の担当者に手渡している人のイラスト

この章でわかること

  • 基本①|Googleが挙げるSEO業者のサービス
  • 基本②|外注先は4つのタイプに分かれる
  • 基本③|外注しても判断と責任は自社に残る
自社と外注先の関係図|中心は自社(依頼主)で、目的とKPIを決め、任せる範囲と予算を決め、最終的に判断する。外注先は、SEO会社(コンサル)=考える・測る(キーワード設計、優先順位づけ、分析と改善の提案)、SEO会社(運用代行)=考える〜測る(戦略づくりから記事・内部対策の実行まで)、記事制作会社=作る・記事(記事の企画・構成・執筆・リライト)、Web制作会社=作る・サイト(サイトの設計・改修、内部対策の実装)、フリーランス=得意分野だけ(記事・分析・技術など、絞った業務をスポットで)。どの形で外注しても、方針と最終的な判断は自社に残る

SEOの外注は、検索結果からの集客を増やすための業務の一部または全部を、専門の会社や個人に任せることです。

基本①|Googleが挙げるSEO業者のサービス

Googleは、検索セントラルの「SEO 業者の利用を検討する」で、SEO業者に頼むかどうかを考えるときのポイントをまとめています。

その中で、SEO業者が提供するサービスとして、サイトのコンテンツや構成の見直し、技術的なアドバイス、コンテンツの開発、キーワードの調査、SEOのトレーニングなどを挙げています。

外注できる業務は、戦略づくりから記事の制作、技術的な改修、社内の研修まで幅広くあります。

基本②|外注先は4つのタイプに分かれる

SEOの外注先は、大きく分けると、SEO会社、記事制作会社、Web制作会社、フリーランスの4タイプです。

SEO会社には、方針づくりと分析が中心のコンサル型と、記事や内部対策の実行まで担う運用代行型があります。

外注先得意な範囲向いている依頼
SEO会社(コンサル)戦略・KW設計・分析方針を一緒に決めたい
SEO会社(運用代行)戦略から記事・内部対策まで実行まで任せたい
記事制作会社記事の企画・執筆・リライト記事の本数を増やしたい
Web制作会社サイトの設計・改修・実装新設・リニューアル
フリーランス得意分野をスポットで小さく試したい

同じ「SEOの外注」でも、どのタイプに頼むかで、任せられる範囲が大きく変わります。

基本③|外注しても判断と責任は自社に残る

外注は「丸投げ」とは違い、何を目指し、どの施策を採用するかを決めるのは依頼する側です。

Googleも、どの業者を選ぶかは依頼する側の責任であり、業者がどう支援するつもりかを正確に把握しておくことが大切だとしています。

業者がサイトに加えた変更の結果は、検索結果での評価として、そのまま自社のサイトに返ってきます。

任せる業務が増えるほど、社内で方針を決めて確認する役割が大切になります。

SEOを外注するメリット・デメリット

天秤の片側に専門家の知識、もう片側に費用の袋をのせて、どちらが重いかを見比べる人のイラスト

この章でわかること

  • メリット①|専門の知識と経験を借りられる
  • メリット②|社内の手が足りなくても施策が進む
  • メリット③|第三者の目で課題が見える
  • デメリット①|費用がかかり続ける
  • デメリット②|社内にノウハウがたまりにくい
  • デメリット③|業者によってはサイトの評価を落とす
  • デメリット④|成果の判断に時間がかかる
SEOを外注するメリットとデメリットの天秤|メリットは、専門の知識と経験を借りられる(つまずきやすい点と、施策の順番を知っている)、社内の手が足りなくても進む(記事の制作やサイトの修正が止まりにくい)、第三者の目で課題が見える(作った本人が気づきにくい弱点を見つける)。デメリットは、費用がかかり続ける(成果を判断するまで、月額の費用が続く)、ノウハウがたまりにくい(施策の理由が社内に残らないことがある)、業者次第で評価を落とす(スパムに当たる手法で、検索での見え方が悪くなることも)。デメリットは、任せる範囲の決め方と外注先の選び方で小さくできる

Googleは、SEO業者を選ぶことを、メリットとリスクの両方がある大きな決定だとしています。

Google 検索でウェブサイトの検索エンジン最適化(SEO)を依頼する会社や個人を選ぶことは、サイトの視認性を高め、時間を節約できる可能性がある一方で、サイトや運営者の信用が損なわれるおそれもある重大な決定です。

引用元:Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」

メリット①|専門の知識と経験を借りられる

SEOは、キーワードの調べ方、サイトの構造、検索エンジンの仕様など、押さえることが多い分野です。

外注先は複数のサイトを支援しているため、つまずきやすい点や施策の順番を経験として持っています。

社内で一から学ぶより、早く正しい順番で施策を始められます。

メリット②|社内の手が足りなくても施策が進む

記事の制作やリライト、内部対策の修正は、続けて手を動かす必要がある作業です。

社内の担当者がほかの業務と兼任していると、どうしても後回しになりがちです。

決まった本数や作業を外注先に任せると、施策が止まらずに進みます。

メリット③|第三者の目で課題が見える

自社のサイトは、作った本人ほど弱点に気づきにくいものです。

Googleも、コンテンツを自己評価するときは、サイトと無関係な信頼できる第三者に率直に評価してもらうことを勧めています。

社外の目で見た診断は、社内の思い込みを外すきっかけになります。

デメリット①|費用がかかり続ける

SEOは成果が出るまでに時間がかかるため、外注の費用は月額で続くことが多くなります。

たとえば弊社の場合、SEO戦略設計プラン(スポット)は10万円〜、SEOコンサルティングプランは月20万円〜、SEO運用代行プランは月30万円〜です。

月額だけでなく、成果を判断するまでの期間を含めた総額で予算を考えましょう。

デメリット②|社内にノウハウがたまりにくい

作業をすべて外注先に任せると、なぜその施策をしたのかが社内に残りません。

Googleは、SEOの手法を知っておけば、業者が勧められない手法や禁止された手法を使おうとしたときに見分けられるとしています。

報告の場で施策の理由を説明してもらい、社内に記録を残しておきましょう。

デメリット③|業者によってはサイトの評価を落とす

SEO業者の中には、Googleのスパムに関するポリシーに反する手法を使う業者もあります。

Googleは、そうした手法によって検索結果での見え方が悪くなり、場合によってはインデックスからサイトが削除されることもあるとしています。

安さや即効性だけで選ばず、施策の中身を説明できる外注先を選ぶことが大切です。

デメリット④|成果の判断に時間がかかる

SEOの施策は、手を入れてから検索結果に表れるまでに時間がかかります。

変更した結果が Google 側に反映されるまでにはある程度の時間がかかります。数時間かかる変更もあれば、数か月かかる変更もあります。

引用元:Google検索セントラル「SEO スターター ガイド」

同じガイドでは、一般的には数週間待ってから、検索結果に良い影響があったかを確かめるよう勧めています。

そのため、契約してしばらくは、流入や問い合わせの数だけでは外注先の良し悪しを判断しにくくなります。

最初の数か月は、約束した作業が予定どおり進んでいるか、直したページの表示回数が動き始めているかといった途中の指標で確かめます。

成果の指標と途中の指標の両方を、契約の前に外注先とすり合わせておきましょう。

どこまで外注する?内製との分け方と判断の目安

社内に残す仕事と外に任せる仕事を、ホワイトボードの上で2つの列に分けている担当者のイラスト

この章でわかること

  • 判断①|小規模なサイトは自社でできる範囲から
  • 判断②|業務を「考える・作る・測る」に分ける
  • 判断③|依頼のタイミングは新設・リニューアルの前
  • 判断④|検索広告を出しているなら、広告のデータも生かす
  • 判断⑤|専任がいなくても社内の窓口を1人決める
どこまで外注するかの判定ツリー|Q1 社内に、狙うキーワードや施策の優先順位を決められる人がいる? はいの場合、Q2 記事の制作やサイトの修正を社内で続けられる? はい→内製が中心(社内で進め、診断や研修だけをスポットで外注する。外注先の例:SEO会社のスポット・フリーランス)、いいえ→実行を外注(方針は社内で決め、記事の制作や実装を任せる。外注先の例:記事制作会社・Web制作会社)。Q1がいいえの場合、Q2 記事の制作やサイトの修正を社内で続けられる? はい→戦略を外注(方針づくりと分析を任せ、作業は社内で進める。外注先の例:SEO会社(コンサル))、いいえ→まとめて外注(戦略から記事・内部対策の実行まで任せる。外注先の例:SEO会社(運用代行))。判定は目安で、どの形でも目的と最終的な判断は自社で持つ

SEOの内製とは、SEOの業務を社内の担当者が自ら行うことです。

社内に方針を決められる人がいるか、手を動かせる人がいるかで、合う任せ方が変わります。

判断①|小規模なサイトは自社でできる範囲から

Googleは、小規模な地域のビジネスであれば、作業の多くを自分で進められるとしています。

自社で手が回らない部分や、判断に迷う部分だけを外注するのも一つの方法です。

判断②|業務を「考える・作る・測る」に分ける

任せる範囲を決めるときは、業務を「考える」「作る」「測る」の3つに分けると整理しやすくなります。

役割主な業務外注するときのコツ
考えるKW選定・ページ設計・優先順位方針は社内で承認する
作る記事の制作・内部対策の実装品質の基準を先に渡す
測る順位・流入・問い合わせの分析見る指標を社内とそろえる

考える役割は、事業や顧客を知る社内の判断が欠かせないため、外注する場合も最終的な承認は社内に残します。

社内に残す役割を決めてから、足りない部分を外注で補いましょう。

判断③|依頼のタイミングは新設・リニューアルの前

Googleは、SEO業者の利用を始めるのに最適なタイミングとして、サイトの再構築や新しいサイトの開設を計画しているときを挙げています。

最初から検索エンジンとの相性を考えて、サイトを設計できるためです。

サイトの作り直しを控えているなら、設計の段階からSEOの担当を加えると、公開後の手戻りが減ります。

判断④|検索広告を出しているなら、広告のデータも生かす

リスティング広告を出している会社は、広告の検索語句やコンバージョンのデータを持っています。

どの検索語句から問い合わせや購入が生まれているかは、SEOで狙うキーワードを選ぶうえで大きな手がかりになります。

弊社カルテットは広告運用の代行を本業としており、広告で反応を確かめたキーワードを、SEOのページ設計に生かす進め方をとっています。

広告とSEOをあわせて相談したい方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングもご覧ください。

広告とSEOの役割分担は、リスティング広告とSEOを併用するメリットでも解説しています。

SEOを外注するときは、広告の運用担当とSEOの外注先がデータを共有できる体制にしておきましょう。

判断⑤|専任がいなくても社内の窓口を1人決める

SEOの担当者を置けない会社でも、外注先とのやり取りをまとめる窓口は1人決めておきます。

窓口の役割は、外注先からの質問に答え、記事やページの修正を社内で確認して承認し、毎月の報告を社内に共有することです。

製品の資料、お客様からよく受ける質問、導入事例などの社内の素材を集めるのも窓口の仕事です。

外注先は社外の人なので、こうした素材が渡されるかどうかで、記事の中身の濃さが変わります。

窓口が決まっていないと確認待ちで作業が止まり、月額の費用だけがかかってしまいます。

SEOを外注する進め方|準備から契約・運用まで

依頼メモを手に、面談・見積もり・契約・振り返りの順に階段を上っていく担当者のイラスト

この章でわかること

  • STEP①|目的・範囲・予算を依頼メモにまとめる
  • STEP②|渡すデータと権限を整理する
  • STEP③|3社ほどに問い合わせて面談する
  • STEP④|診断と提案・見積もりを比べる
  • STEP⑤|範囲・成果物・解約の条件を決めて契約する
  • STEP⑥|月次で振り返り、役割を見直す
SEO外注の依頼メモに書く8つの項目(表示例)|1.目的・KPI(例:自然検索からの問い合わせを増やす(月〇件)。順位やアクセス数は途中の指標として添える)、2.対象のページ(例:サービスページと関連する記事。力を入れたいページを先に決める)、3.任せたい範囲(例:考える:一部/作る:記事/測る:月次の分析。「考える・作る・測る」で書く)、4.社内の体制(例:窓口は〇〇部の担当者、原稿の確認は営業部。確認にかかる日数も書く)、5.予算の上限(例:月〇〇万円まで(初期費用は別に相談)。上限を伝えると提案が現実的になる)、6.期間(例:〇月に始め、〇か月後に成果を振り返る。判断する時期を最初に決める)、7.渡せるデータ(例:Search Console、GA4、広告の検索語句レポート。権限は段階に合わせて渡す)、8.守るルール(例:業界の表示ルール、使えない表現。法令や社内の決まりを先に共有する)

外注先に問い合わせる前に、依頼の内容を1枚のメモにまとめておくと、提案や見積もりを同じ条件で比べられます。

STEP①|目的・範囲・予算を依頼メモにまとめる

まず、SEOで増やしたい成果を、問い合わせ数や資料請求数、売上など、事業の数字で決めます。

あわせて、「考える・作る・測る」のどこを任せたいか、月の予算の上限、成果を振り返る時期を書き出します。

依頼メモに書いておきたい項目

  • SEOで増やしたい成果(問い合わせ数・資料請求数など)
  • 対象のサイトとページ、主な商品やサービス
  • 任せたい範囲(考える・作る・測るのどこを頼むか)
  • 月の予算の上限と、契約を考えている期間
  • 社内の窓口と、記事やページを確認する人
  • 渡せるデータ(Search Console・アナリティクス・広告)
  • 競合だと考えている会社やサイト

目的と範囲、予算の上限を先に伝えると、外注先も現実的な提案を出しやすくなります。

STEP②|渡すデータと権限を整理する

外注先には、Search ConsoleやGoogleアナリティクス、広告アカウントのデータを見てもらうことになります。

Googleは、SEO監査の提案を受けた段階では、Search Consoleの読み取り権限だけを渡すよう勧めています。

SEO 業者から SEO 監査の提案を受けた場合は、その内容を慎重に検討し、Search Console への読み取り権限のみを付与してください(この段階では書き込み権限は付与しないでください)。

引用元:Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」

Search Consoleでは、所有者がユーザーを追加するときに、フルユーザーか制限付きユーザーかを選べます。

Search Consoleの基本は、Google Search Consoleについての解説記事も参考にしてください。

アカウントは自社で作って所有者を持ち、外注先には段階に合わせた権限だけを渡しましょう。

STEP③|3社ほどに問い合わせて面談する

依頼メモの範囲に合うタイプの外注先から、3社ほどに絞って問い合わせます。

SEO会社の候補は、SEO対策代行のおすすめ会社23選でタイプ別に紹介しています。

面談では、過去の作業の例、期待できる結果とその時期、成果の測り方、担当者との連絡の取り方を聞きます。

Googleは、自社のビジネスに関心を持つ業者なら、ビジネスの独自性や競合、顧客がどのように自社を見つけるかを質問してくるはずだとしています。

こちらの事業について質問してくるかどうかも、外注先を見極める材料になります。

STEP④|診断と提案・見積もりを比べる

候補の会社には、サイトの現状を診断してもらい、課題と作業の見積もりを受け取ります。

Googleは、SEO監査では改善内容を現実的に評価し、関連する作業の見積もりを示すべきだとしています。

見積もりは金額だけでなく、月額に含まれる作業の量と、別料金になる作業をそろえて比べます。

提案の根拠を聞き、Googleの公式の情報やデータで説明できるかを確かめましょう。

STEP⑤|範囲・成果物・解約の条件を決めて契約する

依頼先を決めたら、月額に含まれる作業、最低契約期間、解約の条件を契約書で確かめます。

制作した記事や画像の権利、分析ツールのアカウントの扱い、契約終了後のデータの扱いも、このときに決めます。

口頭で聞いた条件も、契約書か発注書に書いてもらいましょう。

STEP⑥|月次で振り返り、役割を見直す

運用が始まったら、毎月の報告で順位や流入だけでなく、問い合わせなどの成果の変化を確かめます。

問い合わせがどのページから生まれたかまで見ると、次に力を入れるテーマを外注先と決めやすくなります。

報告の場では施策の理由と次の月の計画を説明してもらい、社内で引き継げる作業は少しずつ内製に移します。

外注先と社内の役割分担は、運用しながら見直していくものです。

SEOの外注で失敗しないための注意点

届いた営業メールと提案書を虫眼鏡で読み比べ、怪しい約束に赤い印を付けている担当者のイラスト

この章でわかること

  • 注意点①|順位の保証や「特別な関係」をうたう業者を避ける
  • 注意点②|リンクの購入や大量の登録を勧める業者を避ける
  • 注意点③|記事の本数だけを約束する依頼にしない
  • 注意点④|施策の中身を説明しない業者に任せない
  • 注意点⑤|社内の確認の期限を決めておく
注意したいSEOの営業メールの例(架空の文面)|件名「貴社サイトの検索順位について」。本文「貴社のサイトを拝見したところ、主要な検索エンジンに登録されていないことがわかりました。当社はGoogleと特別な関係があり、上位表示を保証いたします。今なら被リンクをまとめてご提供し、AIで記事を毎月大量に作成します。施策の内容は社外秘のため、すべて当社にお任せください。」注意点は、1.登録の勧誘(Googleが迷惑メールの例に挙げる文面。多くの検索エンジンへの登録申請は効果がないとされる)、2.順位の保証・特別な関係(Googleで一番上に掲載されることは、誰にも保証できない)、3.リンクの提供(ランキングを上げるためのリンクの売買は、リンクスパムに当たる)、4.記事の大量生産(価値を加えずに大量のページを作るのは、スパムポリシーの違反になり得る)、5.中身を説明しない(隠し立てする会社には用心し、不明な点は説明を求める)

外注先を選ぶ段階でも、営業のメールや提案の言葉から、避けたい業者を見分けられます。

Googleは、事前に了承していない営業のメールには、疑いの目を向けるよう呼びかけています。

注意点①|順位の保証や「特別な関係」をうたう業者を避ける

「1位にします」のように、検索順位を約束する業者には注意が必要です。

Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。サイトの掲載順位を保証すると主張する業者、Google との「特別な関係」を強調する業者、Google への「優先登録」を宣伝している業者には注意が必要です。

引用元:Google検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」

Googleは、広告を出しても検索結果での表示には影響せず、オーガニック検索への掲載は無償だとしています。

約束できるのは作業の内容と見込みまでで、順位そのものは誰にも約束できません。

注意点②|リンクの購入や大量の登録を勧める業者を避ける

被リンクを増やす手段として、リンクを買う方法や、たくさんの検索エンジンへの登録申請を勧める業者もあります。

Googleのスパムに関するポリシーでは、ランキングを上げることを目的としたリンクの売買を、リンクスパムの例に挙げています。

被リンクの施策を任せる場合は、どの方法でリンクを得るのかを契約の前に確かめましょう。

注意点③|記事の本数だけを約束する依頼にしない

記事の制作を外注するときに、本数の多さだけを条件にすると、中身の薄い記事が増えるおそれがあります。

Googleのスパムに関するポリシーでは、大量生成されたコンテンツの不正使用を次のように説明しています。

大量生成されたコンテンツの不正使用とは、ユーザーをサポートすることではなく、検索ランキングの操作を主な目的として大量のページを生成することを指します。

引用元:Google検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」

Googleは、外部委託などで多くの作り手が大量に制作したことで、ページやサイトの評価が下がっていないかも、自己評価の質問に挙げています。

記事を外注するときは、本数より先に、誰が何を根拠に書くのかという品質の基準をそろえましょう。

注意点④|施策の中身を説明しない業者に任せない

「やり方は社外秘なので任せてほしい」と、施策の中身を明かさない業者には注意が必要です。

Googleは、隠し立てする会社や、行動の目的を明確に説明しない会社には用心し、不明な点は説明を求めるよう勧めています。

BtoBの企業がSEOを外注するときに気をつけたい点は、BtoBマーケティングのSEO外注で失敗しないポイントでも解説しています。

サイトに加えた変更とその理由を、毎回説明してくれる外注先を選びましょう。

注意点⑤|社内の確認の期限を決めておく

外注先が記事やページの修正案を出しても、社内の確認が遅れると公開が先送りになります。

公開が止まっている間も月額の費用はかかるため、外注の効果が見えにくくなります。

契約のときに、原稿やページを確認する担当者と、確認にかける日数の目安を決めておきます。

専門的な内容を含む記事は、事実の確認を社内の誰が担うかもあわせて決めておきます。

外注先の作業の速さは、社内の確認の速さで決まると考えておきましょう。

まとめ|SEOの外注は、任せる範囲と社内の役割を決めてから始める

社内の担当者と外注先の担当者が、役割を書いた表を前にして握手をしているイラスト

この記事の要点

  • SEOの外注先は、SEO会社・記事制作会社・Web制作会社・フリーランスの4タイプで、得意な範囲が違う
  • 外注のメリットは専門性・作業の手・第三者の目、デメリットは費用・ノウハウ・業者選びのリスク
  • 業務を「考える・作る・測る」に分け、社内に残す役割を決めてから足りない部分を任せる
  • 順位の保証、リンクの購入、本数だけの記事制作、説明のない施策を勧める業者は避ける

SEOの外注は、任せ方次第で、社内の手間を減らしながら施策を進められる手段です。

まずは目的と任せる範囲、予算の上限を依頼メモにまとめ、同じタイプの外注先を比べるところから始めてみてください。

どこまでを外注すべきか迷っている方は、カルテットコミュニケーションズのSEOコンサルティングの無料相談もご活用ください。

検索広告のデータも生かしながら、社内で担うことと任せることの分け方を一緒に考えます。

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