LINEヤフーは2026年8月、LINEヤフー広告の掲載面品質を担保するため、新たな広告配信ガイドラインを公開しました。
今回の見直しでは、UGCサイト・アプリの基準強化や違法賭博に関するルールの明確化など、ブランドセーフティに関わる変更が行われています。
今回は、広告運用者が押さえておきたいポイントを紹介します。
LINEヤフー広告の掲載面ガイドラインを再整備
今回の変更は、LINE広告とYahoo!広告の広告配信基盤が2026年4月に統合されたことに伴うものです。
統合後のサービス仕様やアプリ特有の掲載面を踏まえ、アドネットワークにおける広告掲載面の基準が再整備されました。主な変更点は以下の2つです。
| 変更点 | 内容 |
|---|---|
| UGC掲載面の基準強化 | 投稿管理や監視体制などを審査 |
| 違法賭博の明文化 | オンラインカジノなどを個別項目として明記 |
UGCサイト・アプリの掲載面基準を強化

特に重点的に見直されたのが、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を中心とするサイト・アプリです。
UGCではユーザーが自由に投稿できる一方、不適切な内容が突発的に掲載される可能性があります。
そこで、広告掲載メディアに対して次の体制が整っているかを確認する基準が設けられました。
- 投稿に関する規約やポリシーを公開している
- 不適切な投稿をユーザーが通報できる
- 規約違反などに対する監視体制がある
基準を満たしたメディアについても、LINEヤフーの検知システムによる常時監視が行われます。
また、「ライブ動画配信コンテンツ」と「匿名のチャットコンテンツ」は、一定の条件を満たす場合を除き、広告配信を制限する対象として整理されました。
違法賭博に関する基準を明確化

広告配信が認められないコンテンツについても、基準が分かりやすく整理されています。
LINEヤフー広告では従来から、法令違反や公序良俗に反する内容などを含むWebサイト・アプリへの広告配信を禁止しています。
今回の見直しでは、オンラインカジノをはじめとした「違法賭博、またはそのおそれのあるもの」を個別項目として明文化しました。
違法賭博を扱うサイトだけでなく、それらを紹介・誘導するコンテンツも引き続き広告配信不可となります。
広告運用者が注目したいポイント
今回のガイドライン変更は、広告そのものではなく「どこに広告が掲載されるか」の品質を強化する取り組みです。
不適切な投稿やコンテンツの近くに広告が掲載されれば、広告主のブランドイメージにも影響を与えかねません。
広告運用では配信成果だけを見るのではなく、ブランドセーフティの観点から掲載面の品質にも注目することが重要です。
まとめ
LINEヤフー広告の新ガイドラインでは、UGCサイト・アプリの審査基準が強化され、違法賭博に関するルールも明確化されました。
広告主にとって安全性の高い掲載環境を整えるための変更であり、広告運用者にとっても押さえておきたいアップデートです。
今後はCPAやROASなどの成果指標に加えて、広告がどのような環境に掲載されるのかという視点も持って運用していきましょう。