生成AIのメインツールを多機能なGeminiへ切り替えるユーザーが増えています。
課題となるのは、既存サービスにある会話履歴や設定の移行ですが、Geminiのインポート機能を使えば一括取り込みが可能です。
本記事では、過去の資産をまるごとGeminiへインポートし、利便性を最大化する方法を解説します。
事前準備と利用条件
作業を始める前に、次の条件を満たしているか確認しましょう。
- Google アカウント:個人用であること(Workspace の仕事用/学校用/管理対象アカウントは不可)
- 年齢:18歳以上
- アクセス権: 移行元サービス(ChatGPT、Claude など)にログインできる状態であること
以下の環境では現在利用できません。
- 国:欧州経済領域(EEA)、スイス、英国
- プラットフォーム:Googleメッセージ内のGemini、Chrome内のGemini、Android XR上のGemini
メモリをインポートする手順
下記7つのステップで、他の生成AIに保存したメモリ(記憶)をGemini に取り込みます。
- gemini.google.com にアクセス
- 画面左下の [設定とヘルプ] > [Gemini にメモをインポート] を選択
- 表示されたインポート用のプロンプトをコピー
- ChatGPTやClaudeなどのチャット欄にコピーしたプロンプトを貼り付けて送信
- 移行元AIが返した「記憶に関する回答」全文をコピー
- Geminiのインポート画面に戻り、指定のテキストフィールドへ回答を貼り付け
- [記憶を追加] をクリック
上記操作が完了すると、Geminiが新しいチャットスレッドを生成し、取り込んだ情報をメモリとして保存します。
チャット履歴をインポートする手順
チャット履歴をインポートする機能は次の2ステップに分かれます。
- 元のAIからエクスポート
- Geminiへアップロード
それぞれ解説します。
元のAIからエクスポート
現在利用しているプラットフォームからデータをダウンロードします。
【ChatGPTの場合】
- 画面左下のユーザー名 > [設定] をクリック
- [データコントロール] > [データをエクスポートする] を選択
- 届いたメールリンクから.zipファイルをダウンロード
【Claudeの場合】
- 左下のユーザー名 > [設定] をクリック
- [プライバシー] > [データのエクスポート] を選択
- 範囲を選んで実行
- 届いたメールリンクから.zipファイルをダウンロード
Geminiへアップロード
続いて、以下の手順でGeminiへアップロードします。
- gemini.google.com にアクセス
- 画面左下の [設定とヘルプ] > [メモリーをGeminiにインポート] をクリック
- [チャットのインポート] 欄で [追加] をクリック
- ダウンロード済みの.zipファイルを選択してアップロード開始
アップロードできるファイルは1ファイルあたり最大5GB、1日にアップロードできる数は最大5ファイルです。
インポートしたチャットの管理方法
インポートが完了すると、Geminiのチャット一覧に専用アイコンが付きます。
主な操作は次のとおりです。
- 表示/検索:画面左上のメニュー(三本線)>[チャット]をクリック。
検索窓でキーワード検索も可能です。 - 個別削除:対象チャットの横にある[その他](︙)>[削除]を選択します。
- 一括削除:インポート単位(.zipごと)で履歴をまとめて消去できます。
- 上書き/追加:同じ.zipファイルを再アップロードすると新しい会話が追加されます。
まとめ

Geminiのインポート機能を活用すれば、他プラットフォームで蓄積してきた過去のチャット資産を無駄にせず、スムーズに移行できます。
また、データを一元化することでモデルが参照できる情報量が増え、応答精度の向上や業務効率アップも期待できます。
「過去のデータがあるから」と複数のツールを併用していた方も、この機会にGeminiへの集約を検討してみてはいかがでしょうか。