後払い導入にAI提案も!今夏のYahoo!広告アップデートをざっくり解説

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Yahoo!広告 アップデート情報

2025年夏〜秋にかけて、Yahoo!広告(検索・ディスプレイ運用型)では、運用効率、計測精度、ターゲティング、クリエイティブの各方面で大きな進化がありました。

本記事では、広告運用者として押さえておきたい主要アップデートを整理します。

Yahoo!広告共通アップデート

Yahoo!広告 アップデート情報
引用元:LINEヤフーforBUSINESS『【2025年7~9月】Yahoo!広告のアップデートまとめ

Yahoo!広告全体としては、アカウント管理・支払い・ID統合など、運用基盤を整える変更が中心となって行われました。

クレジットカード後払い方式の導入

2025年8月より、クレジットカードによる後払い方式が追加され、広告掲載開始前の入金が不要になりました。

複数アカウント管理や入金タイミングを整えたい広告主には追い風となりそうです。

ビジネスID統合

同じく8月から、Yahoo! JAPANビジネスIDとLINEビジネスIDが統合され、「ビジネスID」へ移行しました。
今後は両サービスを横断管理できる体制が整います。

Yahoo!広告 検索広告のアップデート

Yahoo!広告 アップデート情報
引用元:LINEヤフーforBUSINESS『【2025年7~9月】Yahoo!広告のアップデートまとめ

Yahoo!広告 検索広告では、AI活用・計測精度強化・地域ターゲティング拡張といったアップデートが行われました。

生成AIによるクイックリンクアセット提案

8月から、入稿時に最終リンク先を入力するとAIがクイックリンクを自動生成・提案してくれます。最大30件/月まで利用可で、クリエイティブ作業の効率化につながります。

新パラメーターとファーストパーティクッキーの導入

同月、クリック時に「sa_p」「sa_cc」「sa_t」「sa_ra」などのパラメーターが付与され、1st party cookie(ファーストパーティクッキー)「_ycla_aw」も追加されました。

測定精度の向上を支援します。

半径指定ターゲティングの追加

9月より、地域ターゲティング機能において、任意の地点を中心に「1〜80km」の範囲で配信設定が可能になりました。

実店舗型ビジネスや地域密着型キャンペーンに有効です。

コンバージョンAPI(CAPI)の提供開始

9月から、Yahoo!広告 検索広告対象にサーバーサイドの計測が可能なCAPIが利用可能になりました。

ブラウザ制限・広告ブロッカーの影響を受けにくくなります。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)のアップデート

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)では配信面拡大・LINE連携・フォーマット強化が進みました。

ビューアブルインプレッション数最大化の正式リリース

7月、β版として提供していた入札戦略「ビューアブルインプレッション数の最大化」を正式リリースしました。

正式リリースに伴い、ビューアブルインプレッション数の最大化に関する最適化提案が追加されました。予算の下限も5万円から100円へ引き下げられ、小規模テストが可能です。

配信面拡大&LINE連携強化

8月には「Yahoo!防災速報」アプリへの広告配信が開始。

また、LINE公式アカウント・LINE広告のオーディエンスデータ連携が実現し、クロスチャネルでのリマーケティングが加速しました。

新フォーマット・動画広告の登場

9月にスマートフォン版ブランドパネルに「1:1レスポンシブ画像」フォーマットが追加。

さらに、動画枠「インストリーム広告」の配信もスタートし、クリエイティブ表現の幅が広がりました。

まとめ

7〜9月期のアップデートは、

  • 運用効率の向上(支払い方式・AI提案)
  • 計測精度の改善(新パラメーター・CAPI)
  • ターゲティングの精緻化(半径指定・LINE連携)
  • クリエイティブと接点の拡大(動画・新フォーマット)

という四つの軸が明確です。

中でも、Yahoo!とLINEのデータ・運用連携が一段と進んだ点は、広告運用設計において大きな意味を持ちます。

新機能を「知って終わり」にせず、自社案件・配信設計にどう落とし込むかを検討することが、成果向上への鍵となるでしょう。

ぜひ、今後の広告運用にお役立てください。

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