皆さんは電話番号指定オプションを活用していますか?
既に活用されている方も多いと思いますが、最近この機能がグレードアップしたようです。
電話番号指定オプション(Click-to-Call)とは?
ユーザーに電話をかけてもらいたい場合は、電話番号指定オプション(携帯端末では Click-to-Call とも呼ばれます)が便利です。
このオプションでは、広告内に電話番号を追加でき、ユーザーが簡単に電話をかけることができます。また、電話番号指定オプションでは、広告からの通話についての詳細なレポートを利用することができます。
電話をかけられる携帯端末でユーザーが電話番号をクリックすると、広告に対する標準的なクリックと同様に広告費用が発生します。
電話番号がクリック可能になるのは、クリックによる発信が可能なデバイスの場合のみである点に注意してください(たとえば iPod touch ではクリック可能な電話番号は表示されません)。
実際には、このように表示されます(スマートフォンで検索した場合)。
スマートフォン上で電話番号をクリックすると、そのままダイレクトに電話が繋がるようになります。他の広告と差別化できるので、クリック率も上がる傾向にあります。
ただし、PCやタブレット端末では電話番号は表示されませんでした。
PC・タブレット端末で電話番号が表示されるようになった
これまではスマートフォンでのみ表示されていた電話番号ですが、PC・タブレット端末でも表示できるようになりました。
こんな感じですね。
タイトルの右側に表示されるので、広告がより目立っています。
ただし、PCやタブレット端末からはクリックして通話する機能(Click-to-Call)は使えません。
設定方法
実際に設定する方法ですが、
1.まずキャンペーンを「エンハンストキャンペーン」にアップグレードします。
2.従来のキャンペーンだと、キャンペーンタブを開いた際に、下記のような項目が表示されます。
こちらを「アップグレードを開始」を選択して、「エンハンストキャンペーン」にアップグレードします。
※「電話番号指定オプション」の従来の設定は消えてしまうので注意!
3.後はこのまま、従来通り電話番号指定オプションから電話番号を設定すればOKです。
おまけ
ちなみに、エンハンストキャンペーンでグレードアップされた電話番号指定オプションでは、以下のような内容が追加されました。
- 電話発信コンバージョンを計測: 指定した長さ以上の通話が発生した回数をトラッキングできるようになった。
- Google 転送番号を無料で利用(アメリカ・イギリス・ドイツのみ): Google 転送番号を利用した場合の通話料金が無料になった。
- すべてのデバイスをカバー: すべてのデバイスに電話番号を表示することが可能になった(従来はGoogle転送番号を利用時のみ対応)。
- 設定オプションについてのより詳細なレポート: 電話番号指定オプションが表示された際に広告の各部分が何回クリックされたか確認可能(広告タイトルのクリック数と電話番号指定オプションのクリック数の比較等)。これらの統計情報はキャンペーン、広告グループ、広告ごとに表示することも可能。
- 柔軟性: 従来はキャンペーン全体にしか追加できなかったのを広告グループにも追加することが可能になった。
- 運用中に編集可能: 電話番号指定オプションを編集しても、掲載結果データがリセットされないようになった。
- 開始日/終了日とスケジュールの設定: 表示する期間、曜日、時間帯を指定することが可能になった。
特に電話コンバージョンを計測できるようになったのは便利ですね。スケジュール設定も営業時間のみ表示、といった使い方も出来そうです。