みなさんこんにちは!最近はボードに行ったり、いちご狩りに行ったりと冬の遊びを堪能している高木です。
今回はターゲットを明確にした広告文を配信した結果、成果が向上した案件がございますのでご紹介します。
案件概要
案件概要は以下の通りです。
- 商材:成人式の振袖レンタル
- 月額予算:70万円
- 配信エリア:首都圏
- コンバージョンポイント:来店予約完了
- 媒体:Google
配信当初はお客様のご希望でキャンペーン告知のみの広告文を配信していました。しかし、なかなかコンバージョンが獲得できなかったため、配信1カ月後に改めてターゲットに合わせた広告文を提案することにしました。
考えられるターゲット
広告文を作成するにあたり、商材のターゲットを改めて確認すると下記が想定されます。
- 世代:子世代(想定:19~20歳)、親世代(想定:40~50歳)
- 性別:女性
- デバイス:スマホ
ターゲットをもとに来店予約(コンバージョン)を行う場面を考えると、子世代と親世代に向けた広告文を配信するのがいいと考えました。
今回の広告文作成のポイント
子世代向け広告文
子世代向けには「見た目」に関する内容に着目した広告文をご提案しました。
振袖を着る本人(子世代)はインターネットで振袖レンタルのお店を調べる際、「かわいい」、「振袖の種類豊富」、「髪セットが無料」などの見た目に関する特典が多い内容に惹かれると想定されます。
振袖の予算が頭の中に無いわけではないと思いますが、検索の行動パターンとして、まずはかわいい振袖がたくさん置いてあるお店を選び、お店に来店してから予算内の振袖を選ぶという流れだと推測しました。
親世代向け広告文
親世代向けには「価格」に関する内容に着目した広告文をご提案しました。
お金を支払う側(親世代)がインターネットで振袖レンタルのお店を調べる際、見た目のかわいさより、振袖の費用など現実的な部分を重視してお店選びをすると想定されます。
また実際に検索をかけて競合他社の広告文を確認したところ、「価格」を訴求した広告文で配信しているところが少なかったためユーザーからのいい反応があるのではと期待しました。
配信結果
配信結果は上図の通りです。コンバージョン数が1件から4件に増加しました。
広告文をターゲットに適した内容に変更したことでクリック率が5.13%から6.08%と向上してます。この結果からターゲットに適した広告文に変更したことで親和性の高いユーザーがサイトに流入したと推測できます。サイトに流入したユーザーの質が変わり、サイトの滞在時間や平均ページビューが伸びたことで成約率が上昇し、コンバージョン数の増加に繋がったのではと考えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
リスティング広告は狙ったユーザーに狙った広告が配信できることが強みです。配信前にきちんとターゲットを想定しておくことで、成約率が大きく変わります。
行き当たりばったりで広告配信するのではなく、配信前に商材の分析を行うことが改めて重要だと実感した案件のご紹介でした。リスティング広告の配信にこの記事が少しでも参考になりますと幸いです。
以上、高木でした。