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【Facebook】地域設定する時の注意点について

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昨日ですが、4歳の息子が悲しげに「パパ、人生があとちょっとなんだ。。。だからご飯いっぱい食べて」と。

・・・はあ!?

詳しく聞いていくと、どうやらお気に入りの人生ゲーム(ボードゲーム)で遊べるのがあと3回までらしい。

・・・なぜ??

さらに聞くと、ご飯を10回食べると遊べる回数が1回増えるという謎ルール。

・・・なるほど、それで冒頭のセリフ。

ただ、人生ゲームを「人生」と略すのはやめて下さい。勘違いします。

さて、先日Facebook広告におけるルール(仕様)でも少し手こずったという経緯で、今回は配信地域の設定についてまとめてみました。

手順についてはAdWordsやYahoo!とそこまで大きく変わらないですが、微妙に勝手が違ったり、できないこともあるので、設定方法と注意したほうがいいところについて記載します。
また「マーケティングの目的」が異なると設定項目が異なることもありますので、詳細部分で若干内容にズレがあるかもしれませんがご了承下さい。

地域の設定手順

地域設定方法としては、「地域名を指定する方法」と「ピンドロップで範囲指定する方法」があります。
多くの場合は対象とする都道府県なり市を選べば済むことが多いと思いますが、実店舗への来店数を増やす目的であれば任意の地点からの半径指定が好ましいかもしれません。

地域名を指定する方法

国や都道府県を指定して配信する方法です。
どんなものが用意されているかというと、下記のセグメントで選ぶことができます。

国、都道府県/地域、DMA、市区町村、郵便番号、町名・番地

DMAはFacebookで用意されているマーケット地域があり、これらを指定することができます。
用意されている地域の一覧はこちら →指定マーケット地域一覧
日本国内で使えるものはなさそうですね。。。

「市区町村」の区については、東京23区は選べますが、それ以外の行政区は見当たらないため設定できないようです。
同様に郵便番号、町名・番地についても日本のものは用意されていないようです。
従って、日本国内の配信目的であれば、都道府県び市単位での設定が実質的に使用できる項目となります。

ちなみに配信メニューによっても異なるかもしれませんが、市単位で指定するとデフォルト設定で半径が指定されています
もしその都市のみが対象であれば「所在市区町村のみ」に変更しておかないと隣接した市区町村にも配信されてしまいますので、ご注意を。
下記は「横浜市」を選択した事例です。何もしないと横浜市から半径40kmの範囲が対象となってしまいます。

また都道府県名、市区町村名を入力しても候補が出てこないこともあります。
例えば、下記のように「神奈川」「神奈川県」と入力しても市区町村での候補ばかりで「神奈川県」が選べないといったパターンですが、ローマ字表記で検索すると選択できたりします。

また「地域の一括追加」機能で複数パターンから候補を探すといったこともできます。
該当しそうな候補を列挙し、一括検索することで設定可能な地域の候補を得られます。


「地域をマッチ」をクリックすると該当する候補を確認することができます。

ピンドロップで半径を指定する方法

マップ上の任意の地点にピンを設置し、そこからの半径を指定します。AdWordsでもありますね。
ただ、任意の住所や座標入力はできなく、マップ上にピンをドロップすることでしか設定できないため、若干設定に手間取ります。

半径については1~80km、もしくは1~50mileの範囲で指定することができます。
もちろんですが、その指定半径内のユーザー数が一定以上ないと指定できません。
ただ注意したいところは、地名指定と半径指定が同一カセット内で混在している場合は、半径指定でのユーザー数が一定数以上でないと設定できなくなっています

具体的な例を交えたほうがわかりやすいので下記例で見てみます。
配信地域:東京都 →OK
配信地域:東京都+横浜駅中心に半径10km →NG
配信地域:東京都+横浜駅中心に半径10km+川崎駅中心に半径10km →OK
設定画面上で見ると下記の通り。

  • 東京都のみ →十分なリーチあり

  • 東京都+横浜駅中心に10km →リーチ不十分

  • 東京都+横浜駅中心に半径10km+川崎駅中心に半径10km →十分なリーチあり

というように、混在する場合は全体的に十分なユーザー数が見込まれるはずなのに、設定できない事があります。

地名指定と半径指定を併用することはあまりないかもしれませんが、より実店舗の商圏に合わせて範囲指定したいという要望だとあり得るかもしれませんので、限定的すぎる局所的な地域指定は注意が必要かもしれません。

もう1点注意すべきところとして、半径指定した際の対象エリアについてですが、ヘルプページには下記の記載があります。

半径内に含まれる地域は、そのタイプにかかわらずすべての地域がターゲット設定の対象となります。都市の場合、その中心が半径内に含まれると、その都市もターゲットに設定されます。中心が半径内に含まれない場合は、ターゲットに設定されません。

こちらのへルプページから抜粋

要するに、横浜市から半径17kmとした場合、その範囲内に隣接する都市の中心(例えば川崎市の中心)が含まれる場合はその都市もターゲットとなってしまいます。(下記のような状態)

ヘルプを見ても、何を以って「中心」としているかの言及がないので、不安な場合は上記のように一度設定して目視確認してみるといいかと思います。

ピンドロップの場合について言及がないので確認が必要ですが、例えば「横浜駅」を中心に20kmとした場合に、川崎市全体にも配信されてしまう可能性が考えられます。
ただこの理論で言うと、日本の中心付近(Facebookで確認すると琵琶湖南あたり)で半径指定した場合は日本全体にも配信されることになるので、あくまで地域指定のレベルが同じ場合(都道府県なら都道府県、市区町村なら市区町村)だと考えられますが、もし大きな半径指定で、隣接する市をまたがっていたりする場合は事前に確認をしたほうがよいかもしれません。

また上記の仕様が原因かもしれませんが、ある程度近接した距離で地域指定と半径指定をすると、どちらかの設定が解除されることがあります。
例えば、鎌倉市を指定した後に隣接した横浜市の栄区あたりを中心に半径指定すると、先に選んでいた鎌倉市が後に設定したものに置き換えられてしまいます。

従って、こちらの点でもあまりに局所的な地域設定は、思うように設定ができないこともあるので注意が必要のようです。

実際に配信されたエリアは管理画面のレポートとして出力できるので、あまり細かな地域設定をしている場合は、念のため配信状況を確認してみたほうがいいかもしれません。

まとめ

今回紹介した事象は、同じようにやってても出たり出なかったりと、一定の挙動を示さなかったりすることもあり一概にはいい切れませんが、もしかなり細かな地域設定を求められる場合には、事前に設定可能か確認しておいたほうがいいのかもしれませんね。

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また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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