みなさんこんにちは今井です。
最近買ったクロスバイクで通勤のタイムアタックをするのにハマっています。
さて、今回の記事は「キーワード除外で成果が向上した事例」の紹介です。
私は毎日キーワード除外をしていますが、みなさんはいかがでしょうか?
今回は特に「キーワード除外に怠慢になっている方」に見て頂きたい内容となっています。
アカウント概要
- 業種:エステサロン
- 配信エリア:東京
- 配信キーワード:「エステ×地域名」 「エステ×メニュー名」等
- CVポイント:電話番号タップ、問い合わせフォーム入力完了
- 目標:CV数を保ちながらCPAをできるだけ抑制すること
- その他:「店舗のあるエリア名×エステ」キーワードで多くのCVが獲得できている
調整前の数値結果
施策を実施する1ヶ月前の配信結果です。
お客様の望むCV、CPAは維持できており、成果にご満足頂けている案件ではありましたが、より効率的にCVを獲得するために下記施策を実施しました。
施策1. 店舗のないエリア名の除外
今回の業種は店舗ビジネスですので、店舗の近場に住んでいるユーザーがCVする確率が高いと想定し、店舗のないエリア名を全て除外しました。
施策2. 競合名の除外
エステということもあり、競合店が数多くあります。
クエリにも「エステ×競合名」のキーワードは数多く含まれておりました。
上記キーワードで検索するユーザーは検索した店でサービスを受けたい願望が強いため、CVする確率は低いのではないかと想定し、競合名の除外をしました。
調整後の数値結果
約半月の配信結果ですが、CVは先月より3件多く獲得できており、CPAは2分の1以下、CVRは2倍以上の結果となっています。
CVクエリの変化
実際に調整をした前後で「店舗のあるエリア名×エステ」キーワードのCVクエリ数の変化を見てみます。
調整前
合計:3件
調整後
合計:7件
半月の運用でCV数が2倍以上の数値となっております。
「競合名キーワード」「店舗のないエリアキーワード」の配信が抑制され、「店舗のあるエリア×エステ」で検索したユーザーにしっかり配信ができていると考えられます。
※一部クエリデータが反映されていない関係で記載したデータと多少乖離があります。
おまけ:除外登録の効率化
Yahoo!、AdWords共に「除外、対象外キーワードリスト」という機能があります。
こちらの機能を使用することで、複数の除外キーワードリストを作成することができ、
リストはキャンペーン紐付け、解除が簡単にできます。
今回の事例のように除外して成果が向上するか検証する際は便利なツールです。
是非ご利用してみてはいかがでしょうか。
Yahoo!:対象外キーワードリスト
AdWords:リストを使って複数のキャンペーンからキーワードを除外
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の事例では「競合名」「店舗のないエリア名」で検索したユーザーはCVに繋がりにくいのではないかという想定のもと調整を行いました。
除外キーワード登録は面倒な作業ではありますが、着実に成果向上に繋がるアクションだと思いますので、怠慢にならず日々行っていきたいですね。
以上、今井でした。