みなさんこんにちは。
毎年クラゲに刺されてしまう今井です。
この時期は海にクラゲが多いので、海水浴に行かれる方は気をつけてくださいね。
さて、今回はあるキーワードのクリックが急増した件についてご紹介させていただきます。
アカウント紹介
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高級洋菓子の通販サイト - 配信キーワード
「洋菓子 通販」など顕在キーワードをメインで配信
「競合名」をサブで配信
クリック、コンバージョンは「洋菓子 通販」等顕在キーワードが大半で、競合名で少々コンバージョンを獲得できている状況でした。
数値データ
下記が配信数値データです。
4月に表示回数、クリック数が急増していますね。
3月と比較すると表示回数で2倍、クリック数が3倍に。
入札強化等の調整を行っていないにも関わらず、なぜこんなことに..
原因を分析してみます!
キーワードの変化
3月、4月で変化があるキーワードを調査してみたところ
ある特定の競合キーワードの表示回数クリック数が大きく伸びていることがわかりました。
キーワードのマッチタイプ変更等も行っていない中で大きく配信状況が変化しています。
より詳細を分析するために検索クエリを見てみます。
検索クエリ
3月と4月の検索クエリを比較してみました。
上記競合名の完全一致クエリの表示回数、クリック数が大きく増加していました。
入札調整等行っていないことから、何らかの外的要因でこの競合名の認知が拡大したのではないかと想定しました。
Google Trendsを見てみる
クリック数の増加した競合他社をGoogle Trendsで調査してみました。
4月後半に検索数がグンと伸びていることがわかりますね。
検索数が増加する原因といえばメディア等の紹介が原因でしょうか…
検索数が増加した原因を調査した結果
4月後半に競合の特集がテレビで放送されていることがわかりました。
番組内容は芸能人が競合の商品を紹介し、味を絶賛するという内容です。
この影響で競合の認知が拡大し、検索母数が増加したため表示回数、クリック数が増加したと考えられます!
まとめ
今回の事例では競合名の配信量が増えてしまっていたため、競合名の入札を抑制し、メインのキーワードへ配信を寄せる対応を行いましたが、成果が向上する事例もあるかと思います。
こうしたメディア掲載等の外部要因にもスピーディな対応ができることがリスティング広告の強みであることを再実感することができました。