皆さんこんにちは。
7月に入り、一気に暑くなりましたねー^^;夏になると海や山だといろいろありますが、自分はエアコンの効いた部屋で寝るか、BBQで肉をむさぼり食べたい今日この頃です。
今回の記事はとある商材のキーワードについての事例です。皆さん、キーワードを選定する際、基本的には「商材(軸となるキーワード)」×「ターゲットのニーズ、条件(エリア、価格、人気・・など)」で構成される方がほとんどかと思います。
私もそうです。・・当然、お客様と見込めるユーザーを獲得したいのだから、「軸」となるキーワードは重要ですよね。今回はその「ターゲットのニーズ、条件」に位置していたキーワードを軸に変えたら成果が上がった事例を簡単に紹介します。
概要
- クライアント様は「税理士」で「会社設立の代行」を事業とされている(大阪方面)
- 本件では「会社設立」したいユーザーがターゲット
- リスティング広告でのゴールは「お問い合わせ」
キーワードの選定
上述の通り、本件の商材は「会社設立代行」になります。そのため、「会社設立代行」と言った「起業」に関連するキーワードが軸となり、掛け合わせは「エリア」や「税理士」、「費用系」といったニーズや条件がキーワードになります。
ざっくりとこんな感じで構成しました。
- 費用系
→費用、安い、無料など - エリア系
→商圏エリア(市区単位) - 税理士
→税理士、人気税理士など - 商材に依存したもの
→助成金、融資、創業融資など - その他
→業種系や無料相談など
配信結果
稼働当初の結果は下記の通りになります。
大体、一人当たり10万円程度にお問い合わせを獲得しています。受注に繋がるか分からないことを考慮すると、CPAはかなり高いですね・・・;当然、除外やキーワードの精査などを実施すればある程度はCPAを抑制することが出来るため、まず該当キャンペーン内の細部(主にキーワード周り)を確認してみました。
細部
広告グループ単位で確認すると、成果は「融資系」のキーワードで獲得できていることが分かりました。では、実際にクエリを覗いてみました。
実際に成果に繋がっているクエリ(緑枠)を確認すると、「創業融資」というクエリには「会社設立」といったキーワードは含まれておらず、逆に「会社設立」を含んでいるクエリ(赤枠)はCPAを高くしている要因の可能性が高いことが分かりました。
※上記はピックアップした実績のため、クエリ全体の実績を集計したデータを記載します。
創業融資は「会社設立」前提としたキーワードであることが上記の結果から分かったため、「ニーズでありながら軸となるうるキーワード」と言えますよね。じゃあ、「創業融資」を軸にキーワードを構成すれば成果が良くなるかもしれませんね。
やってみた
件数も上がり、CPAも大幅に改善することが出来ましたね。ここから会社設立したいユーザー(モチベーションの高い)は「融資」がニーズとして強い傾向にあると言え、キーワードの選定は正しかったと言えますね。下記、実際の検索クエリになります。
まだまだキーワードの精査の余地もありますし、狙うべき層も固まったかと思いますので、ここからの施策・展開は楽しみですね・・!
まとめ
如何でしたでしょうか。今回のようにニーズの一つにしか過ぎないキーワードが軸になることは多くは無いかと思います。少額予算のクライアント様ならなおのことかとは思います。
ただ、ニーズとなるキーワードでも今回のような条件に該当するのであれば、他案件でも上手くいく可能性はありますので、成果が伸び悩んでいる方は、クエリを見直しては如何でしょうか。
- 軸となるキーワードの競合性が高い
- 予算が少なく、軸となるキーワードを絞らざるを得ないもの
上記が該当する者は見てみても良いかと思います。個人的な主観ですが、簡単に該当すると考えられるものを記載しましたので、参考にしてもらえたら幸いです。
- 弁護士系
→「交通事故」×「慰謝料、弁護士、障害等級、後遺障害等級など」
⇒「障害等級、後遺障害等級」×「慰謝料、弁護士など」 - 美容系
→「美容室」×「人気、エリア、安い、パーマなど」
⇒「パーマ」×「エリア、安いなど」
他、何かあればアドバイスをもらえると助かります。