みなさんこんにちは。みなさんは自分の欲望を制御できますか?今回は、管理画面からギラついた男の欲望が垣間見えた事例をご紹介します。
(月曜日から記事がギラつきすぎてすみません。)
広告文タイトル内容でCVRが明らかに異なった事例
まず、今回の事例の商材を紹介します。
業種:歯科医院
USP:駅近くにあるアクセスの良さ、最新の機器で施術が痛くない
エリア:大阪市
キーワード:「歯医者 大阪市」、「歯医者 ○○駅(最寄駅)などのエリアキーワード
(業種・エリアはぼかしています。)
コンバージョン地点:電話発信、メール問い合わせ
という商材でリスティングを行いました。
広告文のタイトルにフォーカスして、今回の事例について説明していきます。
まず配信1か月でどうなったか
まず最初の1か月に配信していた広告文は以下の2種類です。
※広告文は本来配信していたものに比べてかなりぼかしてますので、
文字数やポリシーなどは無視してください。
パターン1:(タイトル)○○駅徒歩○分 ○○歯科
パターン2:(タイトル)最新の(機器名)で安心施術 ○○歯科
(説明文の訴求は似たような文になっています。)
よくも悪くも普通ですね…
結果は以下のようになりました。(媒体:Googleのみ)
(データ集計期間:2016年2月1日~2016年2月29日)
この結果に、お客様はある程度満足して頂けました。そしてさらに、広告のABテストの結果を踏まえて改善していこう、という話になりましたので、そうすることに。
広告文変更→その結果…
広告文変更にあたり、お客様にUSPのヒヤリングを行いました。
私:「広告文を変更したいのですが、私が把握していないUSPがございましたらご教示頂ければ~」
クライアント様:「そういや、うちの歯科助手はみんな美人だよ!採用はこだわってるから!」
…なるほど。引き出したUSP(?)はこれだけであったこと。
クライアント様のご希望であること。(リスクももちろん説明しました。)
もしかしたら、という期待。
「歯科医師・歯科助手がみんな美人」
この訴求を広告文タイトルに入れてみることにしました。
そこで作ったのがこの広告↓
(タイトル)うちの歯科助手べっぴん揃いやで!
※実際の広告とはかなり違いますが、ニュアンスはこんな感じです。
※文字数や規定などの細かい部分は気にしないでください。
そこで、パターン1とパターン2のABテストの結果、パターン1の方がパフォーマンスが良いことがわかりましたので、以下の2本立てで配信することにしました。
パターン1(アクセス訴求):(タイトル)○○駅徒歩○分 ○○歯科
パターン3(べっぴん訴求):(タイトル)うちの歯科助手べっぴん揃いやで!
(説明文の訴求は似たような文になっています。)
そしてその結果…
では、その後1か月間のデータを見てみましょう。(媒体:Googleのみ)
(データ集計期間:2016年3月1日~2016年3月31日)
全体で見ますと、クリック率が改善し、クリック単価が抑制できました。さらに、CVRも向上したことで、CPAが改善できました。そして、広告パターンで比較してみましょう。
この食いつきの差!なんとなくターゲットの行動を想定しますと、
クリック率改善
→べっぴんさん揃いの病院!?興味ある!という男の欲望
CVR向上
→べっぴんさん揃いって広告に書いてあったしLPにもちょっと書いてあるな…
いつものところから変えてみようか…という男の期待
といったところで影響が出たとでも言うのでしょうか…
まとめ
欲望というのは抑えられないものだということが良く分かる事例でしたね…ちなみにこのアカウントは今、広告文はすべてべっぴんさん訴求を中心に回っています。
今回は正直なところ、ここまで良い結果になるとは思っていなかったラッキーな事例ではありました。
ただ、ニーズを汲み取って広告文を作る=人間の欲望をくすぐる広告を作るとも考えても違和感がなさそうですので、みなさんも人間の欲望をくすぐれそうな広告をぜひ試してみてください。