ディスプレイ広告は一般的にはCVRが低くダイレクトCVには向かない配信手法と認識されていることが多いようです。
しかし、アトリビューションを考えると意外と重要なのではないかと思う今日この頃です。
今回は、ビュースルーコンバージョン(以下ビュースルーCV)が異様に伸びたアカウントとその要因を分析してみました。
ビュースルーCVが異様に伸びた事例
前提として、3月よりディスプレイ広告の予算を増やしています。
結果としては、4月から5月にかけて、ビュースルーCVが異様に伸びています。
・ビュースルーCV: 4月66件 ⇒ 5月133件
指名KWの増減を比較
ビュースルーCVの増加に伴い、他にCVの増えた箇所がないかを調べてみました。
結果としては以下のキャンペーンが増えていることがわかりました。
・指名KWキャンペーン
CV:4月 47件 ⇒ 5月 61件
指名KW(商品・サービス・会社名)のCVが連動して増えています。
Googleアナリティクスで分析してみた
さらにアクセス解析も見ると、オーガニック検索からのCVが増えていることが分かりました。
CV:4月 50件 ⇒ 5月 63件
まとめ
- ビュースルーCVが伸びた期間は指名KWが伸びていた
- 同様に、オーガニック検索でのCVが伸びていた
以上の結果となっています。
想定ですが、オーガニック検索で指名KWを検索したユーザーが増えたことが要因と思われます。
ディスプレイ広告を閲覧⇒オーガニックで指名KWを検索⇒CV
という理想的な流れが形作れたのではないかと考えています。
上述はアカウントでは、クライアント様の知名度が高いこともあり、顕著に出ていましたが、他のアカウントでも参考になればと思います。
指名KWとビュースルーCVの増減を比較してみると面白いかもしれませんね。