先日、AdWordsのサーチファンネルが「アトリビューション(検索ユーザーの行動経路)」にアップデートされましたね。
これまでサーチファンネルは奥まった場所にメニューがありましたが、今回のアップデートでメニューの位置が変わったので、今後使う機会も増えるのではないでしょうか?
今回は、アトリビューションで確認できるデータを使ったリマーケティング最適化をご紹介します。
アトリビューション(検索ユーザーの行動経路)の確認方法
上部メニューの『運用ツール』の「アトリビューション(検索ユーザーの行動経路)」をクリック
フリークエンシーキャップの最適化
フリークエンシーキャップは個々のユーザーに対して広告を表示する限度を設定する機能です。
アトリビューションでは「コンバージョンあたりの広告の表示回数」が確認できますので、フリークエンシーキャップを設定の際には、この数値を元に設定を行います。
例えば上記画面例の場合、4.63回となっていますので、それより数回追加した表示回数が最適だと考えられます。
ユーザーリストの収集期間の最適化
リマケのユーザーリストは収集期間を設定できます。
アトリビューションでは「コンバージョンまでの日数」が確認できますので、収集期間もこちらに日数を元に行います。
上記画面例では、8.53日となっていますので、更に数日追加した日数で区切ると効果的かと思います。
更に確度の高い日数を検証するには
左メニューの『期間』からより詳細なデータが確認できます。
『期間』では「最初のインプレッションから」の他に「最初のクリックから」と「最後のクリックから」のコンバージョンまでの期間を分析することが可能です。
広告をクリックをしたユーザーは、興味がある確度の高いユーザーと考えられるので、『期間』の中の「最初のクリックから」をクリックし、確度の高いユーザーのコンバージョン日数を検証します。
最初のクリックからコンバージョンまでの日数は4.06日となっていますので、先程のデータと併せて下記の施策が考えられます。
- ユーザーリストの収集期間は8日前後
- 4日以内のユーザーは確度が高いため入札を強化
まとめ
アトリビューションはアシストコンバージョンを検証することが主な機能かと思いますが、フリークエンシーやコンバージョン日数などリマーケティングの設定に役立つデータも確認できますので、ユーザー属性と合わせて使っていきたいですね。
個人的には、現状アカウント全体のデータでしか検証できないので、キャンペーン単位やディスプレイネットワークのみで検証できるようになることを期待しています。