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LP・サイト×キーワードで、キーワードの品質スコアを考察してみた件

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前置き

日々の運用、お疲れ様です。

今回は、LP・サイト構成とキーワードとの掛け合わせで、キーワードの品質スコアに対して、どれほどの影響を与えるのか、考察してみた件をお伝え致します。
リスティング広告の運用業務に、長くあたっていると、ほぼ同じ業態のクライアント様複数社の運用を担当することがあります(当然、業務上の秘密は明かしません)。

その際には、当然、両社ともに、LP・サイト構成が違います。

しかし、ほぼ同じ業態の為、キーワードが似てきます。もっと言ってしまうと、同じになってしまうこともあります。

そんな時に気になることが、キーワードの品質スコアです。

実際に、異なるLP・サイト構成で、ほぼ同じキーワードを入稿し、運用していくと、キーワードの品質スコアは、どれくらい違ってくるのでしょうか?

実際のデータを使って、考察したいと思います。

事例

とあるAとBというGoogleアカウントがあります。

このアカウントは、ほぼ同じ業態ですが、LP・サイト構成が違います。
この2つのアカウントに対して、ほぼ同じキーワードを入稿・運用した場合の、キーワードの品質スコアのデータが、以下となります。
(なお、データ期間は、それぞれ同じ期間としています。)

品質スコアデータの違い

Aアカウントのkw「キーワード5」と、Bアカウントのkw「キーワード5」は、同じキーワードとなります。

次に、このデータを、品質スコア別に、割合を出してみました。
そのデータが、以下となります。

品質スコアデータの割合

あら、不思議。

ほぼ同じキーワードにも関わらず、LP・サイト構成が異なることで、このように数値が異なることがわかります。
しかし、もっと良く見てみましょう。

この2つのアカウントの品質スコアの割合・分布を比較すると、【Aのアカウント】の方が、高い品質スコアを持っているキーワードの割合が多いことがわかりますが、実際のCV・CPAを比較した場合は、どうでしょうか?

実は、CV・CPAという観点から、2つのアカウントを比較すると、【Bのアカウント】の方が、良いということがわかります。

その為、【Aのアカウント】の方に関しては、品質スコア以外にも、改善の余地があるということです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

リスティング広告を運用する上で、品質スコアは気になる指標の1つです。
ここで、あえて、「1つ」と言いましたが、品質スコア以外にも、分析して、考えて、改善しなければならない指標は、たくさんあります。
その為、「木を見て、森を見ず」ではないですが、品質スコアばかりに気を取られて、その他の、もっと重要な指標(今回で言えば、CV・CPAの部分)も、ちゃんと確認・分析・改善することも、重要です。

リスティング広告の運用において、重要な姿勢は「バランス」と考えています。

アカウント内を、どうバランスよく、運用すれば、よりベターなパフォーマンスが出るのか、それが、リスティング広告の運用者にとっては、重要だと考えています。

 

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