今回はかの有名なこの言葉を、実際に体験しました!!という内容です。具体的には「現場の事情を知ったことによって大きく成果が変わった!」という過去の事例についてお話します。
まずは変わった結果から御覧ください
まずはこの画像を御覧ください。
2月の最終週から運用スタートし、約3週間、先方のご希望を叶えられていない状態でした。それが3月17日、再構築を行ったところ・・・一気に成果が出るアカウントへと変貌を遂げています!
数字上でも表示順位は大きく変わっていませんが、クリック率からCV、CPAほぼ全ての要素において改善されました。この変貌を遂げる過程の中で私は「現場(先方)を知る重要さ」を改めて知ることになります。
どんな状況だったのか?
さかのぼりまして、スタート段階でのお客様の状況です。
- 初回ターゲット設定はBtoB、BtoC両方
- 商材は業務用製品、CVは注文
- 選出キーワード、LP内容にも大きくズレはなく、特に問題はない
- お客さまの以前のアカウントをそのまま利用して欲しいというご要望
という内容でした。表示順位もそこそこ高い。どこが悪いのか・・・色々と頭で思案しつつ、3月14日進捗報告でご連絡。その際、とある「現場の事実」に出くわします。
現場の事実って?
まず、スタートの段階でアカウントを見て思った事は、「業務用の商材にも関わらず、なぜBtoCが入っているのか」ということ。「先方の要望」という理由から様子を見ておりましたが、やはり、BtoCに関するキーワードが大きくパフォーマンスを左右していました。
先方に理由を伺うと「WEB広告はたくさんバラまくイメージで、まくほどに母数が増えていいと思った」とのこと。そもそも根底にあった問題は、このターゲット設定に対する認識の相違!というものすごく初歩的な、しかし現場にを知ることでしか気づけない理由がありました。
まとめ:「現場」をしっかりと知った上で構築と施策を行うこと!
今回の件で私が伝えたかったことは、成果が出た施策、という部分よりは「運用時の状況が限定されていた場合、そこには根本的な問題が潜んでいるかも」「現場(先方の背景)も把握しつつ構築しなければ、どちらにも的外れな広告に」という点にあります。時には原点に立ち返ることも大事ですね。
行った施策自体は、無駄を省くのがメインのごく一般的な調整です。にも関わらずここまで成果に差が出ているのは、ちゃんと現場のナマの事情を反映し、商材に適したターゲット設定へと変化したお陰で
「生きた広告」になったからに他なりません。基本的にデスクワークが中心で、顔を見ず電話やメールでのやりとりが中心になりがちな仕事ではあります。
しかし、お客様もユーザーも、データではなく人なのです。普段から先方とのコミュニケーションや、ユーザー目線を忘れずにいたいものですね。リスティングターゲット設定は社内で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!ということで今回は締めさせていただきます。
※現場で!繋がりの関連記事(タイトルのみ)もありますので、宜しければ御覧ください
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