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スマートフォンでYahoo配信は有効なのか?

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リスティング広告でスマートフォンユーザーに配信したい。

お客様からこのような要望を受けることは多いのではないでしょうか?
2014年には利用者が6000万人を超えるとの予測もあり、これからますます重要なデバイスになってくるのは疑いのない所です。

さて

実際にスマートフォン配信を行う際、まず候補に挙げられるのはGoogleだ、というケースが多いかと思います。
日本で爆発的に普及したiPhoneのデフォルトの検索エンジンはGoogleですし、AndroidOSのスマートフォンもデフォルトはGoogleが多いと思われます。

実際にGoogleAdWordsの方が、Yahoo!プロモーション広告よりもスマートフォンのインプレッションが多い、というケースは多々あります。

というより、私自身、逆のケースに遭遇したことは今の所ありません。

では

本当にGoogleの方が効果的なの?

ということを改めて考えてみたいと思います。

GoogleとYahooでスマートフォン配信を比較してみた

さて、下記はとあるアカウントの配信データです。

前提条件として、期間内のコストはほぼ同額利用しています。
また、スマートフォンの入札調整比率は0%で、PC・タブレットと同水準で入札価格を設定しています。
サービスはBtoC向け、かつ対象は20代~30代の男性です。コンバージョンは来店予約です。

スマートフォン配信では、メインの検索エンジンはGoogleを利用する、という想定でGoogle配信でスマートフォンユーザーを獲得する目論見でした。

◆Google

処理済~google01

◆Yahoo

処理済~yahoo01

インプレッションベースで見ると、Googleではスマートフォンが、YahooではPCが多い傾向にあります。
スマートフォンの配信量ではGoogleが優れています。

しかし一方でスマートフォンのCVRは、GoogleよりもYahooの方が約1.6倍も高くなっていました。
ちなみに、CPAでは1/3程と大きく差がついています。

先入観を鵜呑みにしてはダメ

スマートフォンならGoogleで。
BtoBならGoogle、BtoCならYahooで。

等々、先入観を鵜呑みにしてはいけません。
想定をした上で、実際にやってみる。さらに結果に対して、なぜそうなったのか?と原因を究明する姿勢が大切です。

最近ではスマートフォン版の「My Yahoo!」やポータルアプリもリリースされていて、PCでYahooを利用しているユーザーが、スマートフォンでも違和感なく利用できるようになってきています。
Yahooショッピングやオークション等を頻繁に利用するユーザーはこれらのサイト・アプリから検索することが増えているのかもしれません。(実際に、iPhoneの検索エンジンの割合では、Yahoo44.8%、Google49.1%とそれほど差がない傾向にあるようです。)

参考:「デバイス別のインターネット&検索エンジンの利用実態に関する調査」(アイレップ様調べ:2013/8/6)

そうしたユーザー層が本アカウントのサービスと親和性が高かったためにYahooのスマートフォン配信の成果が良かった、ということも考えられます。
スマートフォン配信を検討する際には、ターゲットユーザーはどのデバイスを、どんな環境で使っているのか、ユーザー動向の変化はあるか、等、先入観を捨てて考える必要がありそうです。

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また、2018年7月24日よりGoogle AdWordsはGoogle広告に名称変更されました。それ以前の記事に関してはGoogle AdWordsと表記されておりますのでご了承ください。


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