こんにちは。
皆さんは「Ubersuggest(ウーバーサジェスト)」というツールをご存知でしょうか?
検索連動型広告(リスティング広告)の出稿を検討する時、検索キーワードのクリック単価や
検索ボリュームを把握することは大切です。
今回ご紹介させていただくUbersuggestというツールでは、検索結果画面内で簡単にクリック単価や検索ボリュームを調べることが出来ますので、ご紹介させていただきます。
そもそもUbersuggestとは?
Ubersuggestとは、アメリカのWEBマーケターNeil Patel氏が開発・提供する完全無料のツールです。2018年12月以降は日本語にも対応しています。検索キーワードのチェックツールでchromeの拡張機能として無料で提供されており、検索キーワードのボリュームや広告掲載したときの平均クリック単価(CPC)の目安などを、簡単に把握できるツールです。
Ubersuggestの導入方法
Ubersuggestはchromeの拡張機能として導入することができます。
専用アカウントの登録も必要なく、無料で利用が可能です。
Ubersuggestで確認できること
Ubersuggestを設定すると、Google検索でキーワード検索を行うだけで、月間検索数や平均クリック単価を簡単に確認することができます。
検索窓にキーワードを入れて検索するとこのような検索結果画面になります。赤枠で囲んだ部分がUbersuggestの機能です。各項目の指標をご紹介します。
- Vol:月間検索数
- CPC:平均クリック単価
- SD:SEO DIFFICULTY(SEOの競合性)
Volは月間の検索数の目安となります。
CPCはCost Per Clickの略です。広告を見たユーザーが1クリックするたびにいくら費用がかかるのかを割り出す費用指標。クリック単価と呼ばれています。
SDはSEO DIFFICULTYの略です。検索エンジンで上位表示させるための競合度合いの確認指標になります。(数値が100に近づくほど競合性が高いです)
今回は、Ubersuggestの機能で、リスティング広告に役立つ機能をピックアップして紹介します。
機能その①:キーワードの検索ボリュームと平均クリック単価(CPC)
例として、キーワード「リスティング広告」で検索をすると、検索ボックスの中に月間検索数と平均CPCが表示されます。
- 月間検索数:22,200
- 平均クリック単価(CPC):1,793円
ここで、似たような機能を持っているgoogle公式のツールであるGoogle広告のキーワードプランナーでも試してみました。キーワード「リスティング広告」の調査をした結果が以下となります。
- 月間平均検索ボリューム:22,200
- ページ上部に掲載された広告の入札単価(低額帯):380円
- ページ上部に掲載された広告の入札単価(高額帯):1,437円
という数値が表示されました。これらツールの間では検索ボリュームには差異がありませんでしたが、平均クリック単価(CPC)では、300円ほどの乖離がありました。リスティング広告では日々入札単価に変動があるため、キーワードプランナーと並行して確認してみてもよいかもしれません。
機能その②:サジェストキーワードの検索ボリュームと平均クリック単価(CPC)
「リスティング広告」の検索結果画面の右側に『こんな傾向があります…』と、関連する検索キーワードの一覧を表示してくれます。
各関連キーワードを見たところ、「リスティング広告 費用」1,105円、「Google リスティング広告」1,507円というようにほとんどの関連キーワードのCPCが1,000円を超えており、高額であることが見受けられます。平均クリック単価(CPC)が高いということは、競合企業は入札に力を入れていると読み解くことができます。検索連動型広告を掲載する前に、クリック単価や配信ボリュームを調べておきたいなど、サジェストキーワードの傾向把握は、リスティングの市場調査に役立ちます。
機能その③:リスティング広告の難易度や検索者の年齢分布
検索ボリュームや有料難易度、クリック単価などの数値が一覧で確認できます。有料難易度の指標は、数値が100に近づくほど競合性が高くなるという見方です。さらに検索者の年齢分布も確認することが出来るため、どれくらいの年齢層のユーザーが何%検索しているかというのも簡単に確認できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?「Ubersuggest」は、簡単に検索キーワードのボリュームや、
広告配信時の平均クリック単価の予想を確認できるツールです。Googleキーワードプランナーでの確認と併せて検索結果画面でも、平均クリック単価や検索ボリュームの予想を確認できるのはとても便利なため、是非参考にしてみてください。